今年の3月に公開され超話題となったピクサー映画の最新作『リメンバー・ミー』!
ピクサー作品はハズレがないどころか、どれも最高のクオリティーなので、公開直後に期待大で観に行きました。
案の定です。
もう感動するわ純粋に涙が出るわ大変です。
すごい作品と出会いました。
今回は、そんな映画『リメンバー・ミー』の感動を、モデルとなったメキシコの「死者の祭り」から紐解きます!
映画『リメンバー・ミー』とは
アメリカで2017年11月22日に公開され、日本では2018年3月16日に公開された、ピクサー・アニメーションの長編作品です。
英題は『coco』で、公開後の3日間で$5080万、5日間では$7290万を記録しました。
ランキングでは初登場首位となり、そこから3週連続で首位を獲得した大ヒット作品。
日本での興行収入も、累計興行収入47億円越え(5月8日時点)の大ヒット!
監督はあの『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督!
製作も『トイ・ストーリー3』のダーラ・K・アンダーソンが担当し、タッグが再びこの作品に集結したと言えます!
舞台となったメキシコでは歴代映画史上最大の興行収入
この物語の舞台となったのはメキシコの「死者の日」。
ということで、本作はメキシコで、実際の「死者の日」に合わせて2017年10月27日に公開(世界でメキシコが一番初めに公開!)され、歴代のアニメーション史上最高の初動記録となる$930万を叩き出したのです。
さらに2週目には初週をはるかに上回る$1080万を達成。
そして3週目、$840万を記録し、歴代アニメーション史上最高の興行収入となりました。
参照:Wikipedia
映画『リメンバー・ミー』あらすじ
主人公は音楽が大好きな12歳の少年ミゲル・リヴェラ。彼の家は曽祖父が音楽を追い求めるあまりに曽祖母を捨てたことから、音楽を禁じ、代々靴屋を営んでいました。 1年に1度だけ亡くなってしまった人に会える「死者の日」、ミゲルは憧れの歌手であるアーネスト・デ・ラ・クルズの墓を訪れます。そして、彼の遺品であるギターを演奏すると、ミゲルはテーマパークのような幻想的な死者の国に迷いこんでしまいます。 そこにはミゲルの先祖や、憧れのデ・ラ・クルズに出会い、喜ぶミゲルですが、のちに彼は家族の重大な秘密を知ることに。そして早く死者の国から帰らないと大変になってしまうことが判明し、出会ったスケルトンの詐欺師・ヘクターに導かれ、ミゲルは元の世界へ帰る方法を探しますがーー。
参照:ciatr
魅力が凝縮された予告がこちら
映画『リメンバー・ミー』日本版予告編
モデルはメキシコの「死者の日」!
映画『リメンバー・ミー』のモデルとなったのは、前述の通り「死者の日」というメキシコの伝統的な行事です。
一体この「死者の日」とはどんな行事なのでしょうか。
「死者の日」の開催時期はいつ?
メキシコで毎年10月31日~11月2日の間に開催されています。
祝日は11月1日と11月2日、そして前夜祭的ポジションとして10月31日が祝われます。
11月1日は子供の魂が、11月2日は大人の魂が戻る日とされており、この2日間でお供え物が子供用から大人用になっていったりするらしい。
意味を知るだけでめちゃくちゃ興味をそそられます。
「死者の日」のコンセプト
この「死者の日」に込められた概念とは、
死者と共にハッピーでポジティブな気持ちで1日を過ごす!
死者に最高に満足して(死者の世界への)帰路についてもらう!
ということ。
なんとも幸せで前向きなコンセプトですよね。
日本で言うところの「お盆」でしょうか。
死者に対して、とっても愛のあるリスペクトを感じます。
これは映画の世界観でも忠実に描かれています。
映画では「死者の日」になると一斉に、ガイコツ姿の死者たちが生きている人の世界に渡ります。
その際に通過審査を行うゲートが、まるでテーマパークのゲートのように描かれていて、通過できた人は喜んで走っていくのです。
ディズニーランドに行くかのように、生きている人の住む世界に駆けて行く死者たちを見ると、この祭りの意味することが分かります。
ちなみに肝心の審査基準は「生きている人の世界で、自分の写真(遺影)が飾られていること」。
この設定から、物語は一展開も二展開も発展していきます。
「死者の日」の行事とは
それでは実際にメキシコの「死者の日」には、どのようなことをするのでしょうか。
お墓をカラフルに装飾
まず死者のお墓に祭壇を設置し、カラフルに装飾します。
この祭壇は現地で「オフレンダ」というそうです。
オフレンダには、ガイコツのおもちゃやお酒(テキーラ)または生前その人が好きだったものをお供えします。
そしてマリーゴールド(オレンジの花)をたくさん飾り付けるのです。
映画『リメンバー・ミー』でも、このマリーゴールドは色鮮やかなスクリーンを彩るテーマカラーの役割でした。
特に死者がこちらの世界に渡るための「マリーゴールドの橋」がなんとも鮮やかで。
日本で言うところの三途の川でしょうか。
ところどころ、日本の文化とも共通する捉え方があり、そこがまた面白いですよね。
街に溢れるガイコツたち
メキシコ「死者の日」では、様々なガイコツのグッズが街を埋め尽くします。
ガイコツをモチーフにしたお菓子や、ストラップ、Tシャツや人形など、そのバリエーションはまさに人の数ほど。
これだけガイコツが大勢いると圧巻です。
死者を身近に感じ、楽しみながら祈りを捧げる、あたたかいイベントであることが伝わってきます。
そしてその色使いの鮮やかさたるや。
ガイコツがカラフルである、というところが重要なんだな、と再認識。
そのギャップに文化の意図するメッセージが込められている気がします。
これは劇中で描かれる死者にも共通しているかもしれません。
『リメンバー・ミー』に出てくる死者たちは、ガイコツ姿ではあるものの、それぞれ生前の頃と変わらないオシャレをし、パーティーしたり、歌い踊って笑います。
そんなカラフルなガイコツたちを見るにつれ、死者の世界が決して悲しいものではなく、そこにも明るい世界が広がっていることを印象付けられます。
『リメンバー・ミー』は、「死者の日」のメキシコの街並みに息を吹き込んだような世界観が広がります。
ガイコツのペイント(仮装)
そして仮装も重要なイベントの一つ。
ガイコツを象ったグッズだけでなく、自らもガイコツの仮装及びペイントをしてお祭りを行います。
ハロウィンとの親和性が高いイベントですよね(10月31日は一般的にはハロウィンなので)。
これは本当に生で見に行ってみたいと思うイベントです。
ていうか絶対行こう。
「死者の日」の歴史
メキシコでは元来、古くから祖先のガイコツを身近な場所に飾る風習があった様です。
それも約2500年~3000年前とのこと。
自分のルーツを大切にする風習が、時を超えてまさに受け継がれているとは、ロマンそのものです。
映画『リメンバー・ミー』でも、主人公ミゲルの家族は、祭壇に祖先の写真をたくさん飾っています。
そしてその祖先たちはミゲルが死者の世界に迷い込んだ際に出会う重要なキャラクターたちでもあります。
物語の根底に、この様な古くからの伝統的なスピリットがあると思うと、深みが増す一方。
「死者の日」について学んでからいくと、より楽しめる映画です。
映画『リメンバー・ミー』は涙腺崩壊の超感動大作です。
まずメキシコの「死者の日」をモデルにするという着眼点がにくい!
そして「死」の世界という一見扱いにくいテーマから、どんどん着想を広げて、立派な作品として成立させてしまうところに、ピクサーの圧倒的な力量を感じずにはいられません。
さらに何と言っても、この作品で描かれる最大のテーマは、時を超えた「家族の絆」。
ラストシーン、主人公ミゲルはとある人に向けて主題歌でもある『リメンバー・ミー』を歌います。
ここで皆、涙せずにはいられません。
ピクサー、もうやめてくれ、すごすぎる。。。
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