【リアルすぎてしんどい】漫画『凪のお暇』のおすすめポイントを徹底解説!共感を呼ぶ生きづらさについて

「マンガ大賞2018」第3位にランクインするなど数多くの受賞歴がある『凪のお暇』。

現代病をリアルに描写しており、読むと共感し、しんどさすら感じてしまうほど没入できる作品です。

今回は、この作品『凪のお暇』の基本情報から僕が読んだ感想、そしてドラマ化した際の情報などを口コミも合わせて紹介していきます。

マンガの内容に触れていくため、ネタバレとなる場合がありますので、ネタバレが嫌な方は注意が必要です。

 

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それでは早速『凪のお暇』を紹介していきます!

 

『凪のお暇』コナリミサト(秋田書店) 

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 ebookjapan公式サイトで読む 

 

値段

748円(税込)

受賞歴

みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018 
ネクストブレイク部門第4位

第8回ananマンガ大賞受賞

第11回マンガ大賞
ノミネート作品第3位

宝島社『このマンガがすごい!2019』
オンナ編第3位

宝島社『SPRiNG』カルチャーアワード2018
マンガ部門大賞

第22回文化庁メディア芸術祭
マンガ部門優秀賞

第65回小学館漫画賞
少女向け部門

既刊数

1~8巻

 

 

マンガ 『凪のお暇』あらすじ

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会社で経理を担当する大島凪は、場の空気を読みすぎていつも損な役回りばかり。

頼まれると断れない凪の元には誰にでもできる仕事が集中し、会社では雑用担当の位置を確立してしまう。

いくら仕事をこなせど評価されないばかりでなく、同僚の女子からは完全になめられ、それとない嫌味攻撃にあう毎日。

そんな凪だが、同じ会社の営業部のエース・我聞慎二と密かに付き合っていた。

皆の憧れである彼と付き合っているという事実が、凪の精神的な拠り所となっていたが、凪はある日営業部の一室で彼が同僚に

「今の彼女とはアッチがいいから付き合っているだけ」と発言しているのを聞いてしまい、その場で過呼吸になってしまう。

結局、会社を辞め、人間関係も今住んでいる場所も全て断捨離し、片田舎に引っ越すことにした凪。

元手100万の残高で人生をリセットする、「空気読みすぎ系女子」のリアリティ溢れるコメディマンガ!

 

 

『凪のお暇』感想をまとめてみた!

 

マンガ『凪のお暇』は、とにかく「空気を読みすぎてしまう」人の、リアリティ溢れる日常に思わず「そうそう…」と共感してしまうのです。

こんな風に思ってしまうのって自分だけじゃないんだ…と心強くなりますし、共感するだけで少し肩の荷が軽くなるような気がします。

そんな不思議なパワーを持った『凪のお暇』の個人的感想(面白いポイント)を3つまとめましたので、ご紹介したいと思います!

 

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感想① 凪のセリフに共感の嵐!洞察力や描写力がとにかくスゴい!

 

主人公・大島凪(28)は常に周りを気にして「空気を読んでしまう」人間

同僚にランチに誘われたら、お弁当を作ってきてしまったことを言わずにOKしたり、

上司に同僚のミスを指摘されても、自分のミスということにして怒られたり、

誰にでもできる仕事を頼まれても、二つ返事で快諾してしまうのです。

 

NOといった時の反応が怖くて、

自分で決断を下した上での周りの反応に困ってしまうのが嫌で、

結局、女子会でも他の同僚の話に全て「わかる~」としか返せない。

 

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わかる~~~~~~~~~~~っ!!!!!

 

 

女子じゃないけど、わかる~~~~~~~~~。

 

 

すでに共感の嵐。

結局、出遅れるのは自分と分かっていても、

適度な図々しさや鈍感さを持ち合わせている人間が勝つと知っていても、

そうはなれない人間の全てがここに詰まっている感じがします!

 

めちゃくちゃ興奮しながら読んでしまいました。

「自分だけじゃない」と勇気すらもらえてしまうから不思議です。

そろそろ俺、会社辞めるべきでは??

 

凪と揃って都落ちすべきなのではと本気でよぎったほど、共感してしまうマンガです。

 

 

そんな「空気読みすぎ系」主人公・凪が過呼吸で倒れる瞬間のセリフが良いんです。

 

「あれ?息ってどうやってするんだっけ?…

空気は読むものじゃなくて、吸って吐くものだ」

 

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最高のオープニングで幕をあける「空気読みすぎ系」人間の、都落ちコメディなのです。

 

 

 

感想② それぞれが「空気を読んだ」結果のすれ違いが切ない!

 

主人公・大島凪が場の空気を読みすぎる人間であることは前述の通り。

ですが、彼女と付き合っている(いた)営業部の我聞慎二もまた、なんでもあけすけにものを言うタイプに見えて、ものすごく繊細に物事を考えて、気を遣った上で発言をするタイプなのです。

 

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お互いが周囲に気を遣うあまり、本意でないことが口をついて出てしまい、それによってまた面倒臭い思考が巡り、結局すれ違ってしまうことに。

あぁ、なんて切ないのだろう。

「本心をきちんと言葉にして伝えなくては意味がない」ということを、再認識させられます。

 

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凪だけでなく、それぞれの登場人物の背景も丁寧に描かれるため、「本当はこう思っての発言だったのに、こう受け取られていた」というようなストーリー展開があり、そこが見事です。

 

自分自身もしっかり本心を言葉で伝えなきゃ、と身につまされる一方、

それができたら苦労しねぇわクソが。

 

…というスタンスのまま、ストーリーが進行してくれるところもまた、「分かってる」と思います。

 

人生は簡単じゃないっす。

 

 

 

感想③ 凪の「お暇」ライフに心踊る!

 

都心に住んでいた凪が何もかも断捨離し、リセットするために引っ越してきたのは「立川」

あの西東京の立川です。ナイスチョイス。

いわゆる「都落ち」というやつ。

 

それは読者一人一人に自分自身のこととして問いかけてくるようで、僕も「こんな生き方がしたい」と 

でもいくらそれが「都落ち」であろうと、無職であろうと、今の凪には関係ありません。

関係ない、といえば語弊ですが、少なくとも「前よりはマシ」なのです。

 

空気が美味しい、それだけで過去の会社員生活より立川での「お暇」生活が楽だというから、

なるほどそうなのかと惹かれてしまっている自分がいます。

 

凪はこの立川の6畳の古いアパートで、他者からの評価を気にせず「自分らしく」生きる住民と出会います。

 

例えば、ひもじい婆さんに見えて、実は映画鑑賞好きな隣人。

 

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外では自販機の下の銭を探したり、パンの耳をもらったり、かなりひもじいお婆さんという評判を受けながら、

凪がいざ部屋にお邪魔すると、実は部屋の壁に大きなスクリーンを投影し映画鑑賞に適した部屋のコーディネートで、映画ライフを楽しんでいるお婆ちゃんだった!

もらっていたパンの耳は、チョコレートに浸して簡単に調理することで映画のお供にぴったりのスイーツにするためだった。とかとか。

 

こんなに(心が)豊かな生活ってあるんだなと凪は感心してしまいます。

 

そういう人を見て、凪が徐々に他者の目から自由になる過程が描かれます。思わせてくれるのです。

(現に自分の好きなことをして働けるように、僕は今この記事を書いているわけでありますが)

 

ただの「都落ち」と思えていたことが、どんどん別の視点に上書きされていく凪の「お暇」成長ライフに、ページをめくる手が止まらなくなります。

なんとも現代のストレス社会を生きる「気にしい」な人間にぜひ読んで欲しい一冊となっております。

 

 

『凪のお暇』はドラマ化もされてる!

 

凪のお暇

実は『凪のお暇』はドラマ化もされている作品なのをご存じでしょうか。

ここではドラマの基本情報を簡単に紹介します。

 

テレビ局

TBS

放映時期

2019年7月19日~9月20日

監督

中井芳彦

主演

黒木華

 

他にも、高橋一生・中村倫也・吉田羊など有名な俳優、女優が出演しており、ドラマも人気がある作品です。

 

 

ドラマ版『凪のお暇』のあらすじ

 

ドラマ版 凪のお暇

ドラマ版『凪のお暇』1話のあらすじはこのようになります。

 

“都内にある家電メーカーで働くサラサラストレートヘアが特徴的な28歳の 大島凪 (黒木華) は、日々何事もなく平穏に過ごすために常に場の空気を読み 「わかる!」 と周りに同調することで自分の平和を保っていた。しかし、いつもニコニコ、ビクビク、人の顔色を伺う凪の様子に同僚からは、いじり、“良い意味で” のダメ出し、そして理不尽な仕事をふられ放題の毎日。そんな 「なんだかなぁ〜」 な生活を送っていたある日、付き合っていた彼氏・我聞慎二 (高橋一生) からの一言がきっかけで心が折れてしまう。それをきっかけに 「わたしの人生、これでいいのだろうか…」 と見つめ直した結果、凪は人生のリセットを決意する。”

 

このあらすじを読むとわかると思いますが、マンガとは異なり凪と慎二の勤務先は原作ではデンモクメーカーである一方、ドラマでは空気清浄機などの家電メーカーとなっています。

他にも、慎二とOL時代の凪の居住地も三軒茶屋から中目黒へと変更になっています。

このように、設定などで少しずつマンガとの違いがあります。

また、ドラマ版の『凪のお暇』は原作が連載中であったこともあり、第7話以降は完全オリジナルとなっています。

そのため、もちろん最終回の内容も完全オリジナルです。

 

“凪 (黒木華) と慎二 (高橋一生) は、両家顔合わせで今まで言えなかった家族への不満をぶつけ、互いに距離が縮まったと感じていた。そんな2人の前にゴン (中村倫也) が現れ、凪に決死の告白。凪をめぐる慎二とゴンの3角関係にいよいよ終止符が打たれる”

 

あらすじだけでもひきつけられる最終回ですね!

マンガとは異なるオリジナルの世界観をドラマでも味わってみてください。

 

『凪のお暇』の評判や口コミ

 

 

 

 

 

 

このように、マンガを読んだり、ドラマを見ることで共感し感情移入する方が多く、自身の状況にあてはめやすい点も人気の理由のようです。

 

『凪のお暇』はマンガもドラマもおもしろい!

 

『凪のお暇』は最新刊である8巻まで発売されています。

ドラマ化される程の人気があり、どれも面白いのですが、特に一巻は本当にオススメします。

現代の会社員が一度は経験したことのあるだろう「あるある」が凝縮されています。

自分が感じていたことが、人もそうであったとわかった時の、あの安堵感たるや。

ページをめくるたびにニヤニヤしてしまう自分に気づくことでしょう。

クスッと笑ってストレス発散です。

また、紹介したように、ドラマでは完全オリジナルの話を見ることもできます。

マンガとは異なる内容にはなりますが、絶対に面白いので、ドラマも一緒に見ることをおすすめします。

そして、『凪のお暇』読むなら断然eBookJapanがおすすめです!

なぜならば…

 

初めての人は会員登録するだけで300円分のポイントが貰える(=ほぼそのポイントで『凪のお暇』1巻が読めちゃう)し、初回購入した月は買った金額の半額分が戻ってくるという、太っ腹すぎるキャンペーンをやっているので…個人的にここ一択です…!!

 

隣人・ゴンへの気持ちを整理しようとする凪ですが、うまく気持ちの整理がつかない状況。

この後どうなる、凪よ…。

凪のお暇をebookjapanで読む

また、紹介したように、ドラマの7話以降はオリジナルなので、ドラマ版も是非ご覧ください!

 

読みたい漫画は決まったけど、どの書店で買えばいいか分からない…!
という方は、
 

www.omaeha-warauna.com

 

また「漫画を読みまくりたい!」という方は、無料(定額)で読み放題できるおすすめサイトをPick Upしてみたので、ご覧ください!👇

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