新卒で入社して一年目が過ぎようとしています。
そんな折、改めて「会社員になった理由は」と問われれば「MONEY」とスマートに答えてみせるつもりです。
自立して生きて行くためにそれらは必要不可欠であり、幸福の源泉である事も悔しいが否めない。(もちろん、それだけではないけど)
ここで一つ気になる事が。
皆、新卒一年目が終わる頃、貯金口座はどのようになっているのだろうか。
新卒一年目 平均貯金額
新卒一年目の平均貯金額は433,966円。
参照:ソニー生命調べ
このグラフを見るに、
一番多いのが、「1円~10万円」(23.0%)という新社会人
次に僅差で「50万円超~100万円」(22.2%)。
なるほど、貯める派と貯めない派が完全に分かれている結果と言えます。
かくいう僕はといえば、このグラフの最も右端に位置しています。
「100万円超」(7.2%)
つまり、富んでいるのです。
椎名林檎 – ありあまる富
日々の弛まぬ意識、
昼食を一平ちゃんで済ませ、
奢ってもらえる前提の飲み会にのみ積極的である努力の結晶です。
ただ、だからといってこの先が安泰かと言われれば、それは「NO」と言わざるを得ません。
若いうちは貯金より自己投資論
常に唱えられている論説です。
特に意識の高いブロガーの間で多く出回っている説ではないでしょうか。
実際にそのように唱える記事は各所で散見されます。
…てか、論説というより、何かもう事実ですね。
では、それでも尚なぜ貯金するのか
それでも尚、僕は貯金をします。
貯めるな、と各所で警告されているのにも関わらず、貯めます。
なぜならば、
残高を見るのが本当に好きだからです。
残高が貯まっていくのを見ると、興奮します。
毎月25日は、0時になると同時に銀行口座のアプリを起動し、残高照会をします。
さっきまであれだけしかなかったはずの残高が、こんなにもなっている。
アルコールよりニコチンより、快感物質の分泌がすごい。
そして、毎月27日は本当に悲しい。
カードの請求で、あれだけあったはずの貯金がドサっと無くなってしまう。
もうカード切るの辞めようと思う。
残高が愛おしすぎるがゆえの悩み
残高を愛すぎると、買いたいものも買えなくなってしまいます。
例えば、残高が60万500円だった時。
ここで1000円以上降ろそうものならば、50万台になってしまう。
こんな時、僕は給料日までの時間を500円で乗り切ろうとします。
ええ、正気の沙汰ではありません。
狂おしいほど残高が好きなのですから。
貯金が好きな僕は、果たして本当に成功できないのか
あれだけ「貯金をするな」「自己投資だ」と言われている昨今、
貯金に狂う僕は幸せになれないのでしょうか。
成功することは叶わないのでしょうか。
個人的に思うことは2つ。
「自己投資」が目的化してはいけない。
やれ自己投資自己投資と言われていると、自己投資と思ってお金を使うことが目的になってしまいます。
じゃあその料理教室を経てあなたは何になりたいのか。
プログラミング学校に通って、そのあとのプランはどうするのか。
「自己投資」的に金を使うのは、人にジュースを奢ってあげた時くらい気持ちがいいものだけど、それが本当に目標達成への、夢の実現への「投資」になっているかを慎重に考えてお金を使う必要があると思います。
「貯める」ことが幸せならば、幸福追求のために「貯める」のは理にかなっている。
「幸福とは何か」という話をすると、いよいよ胡散臭いから省略するとして、
人は幸せになるために生きているのであるとすれば、貯金をし、積まれていく残高を眺めて幸福な気分に満ちてゆく僕は、それでグッドじゃないですか。
本来幸せになるための1つのツールであるはずのお金で、幸せになっている訳ですから、なんだかラッキーボーイかも知れません。
「自己投資」か「貯金」か論の結論
自己投資自己投資ウルセェ、僕は貯金が大好きです。
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