泥くささやひたむきさなど、熱い青春に心打たれることの多いスポーツ漫画。
例えフィクションだとしても、頑張っている主人公からは勇気がもらえるものです。
そんな目標に一直線に進んでいく主人公が多いスポーツ漫画のなかで、一際輝きを放つ主人公がいます。
それが『DAYS』というサッカー漫画の主人公・柄本つくし。
今回は柄本つくしという一人の人間の魅力を伝えるとともに、『DAYS』という“サッカー漫画”の枠を飛び超えた面白さと感動を皆さんにお伝えしていきます!
それでは早速『DAYS』を紹介していきます!
『DAYS』安田剛士(講談社) 基本情報
まずは『DAYS』の基本的な情報について説明していきます!
『DAYS』あらすじ
少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!! 心をジンジン刺激する! 激熱サッカー漫画!! ――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/240793/vol_no/001
運動経験まったくナシの主人公・柄本つくしがひょんなことからサッカーと出会い、掛け替えのない仲間や自分の居場所を手に入れていく王道青春物語です。
この作品はサッカー漫画ではありますが、サッカー漫画というジャンルを超えた“人情”物語。
主人公の精神的成長だったり、人との関わりの中での感情の変化だったり、些細な心の機微が丁寧に描かれていて、まるで自分が経験したことかのように錯覚してしまうほど心に染み渡ります。
誰が読んでも号泣必至の超感動サッカー青春漫画です。
作者・安田剛士さんってどんな人?
参照:http://www.shonenmagazine.com/archives/nf/hanamichi/interview/int04
『DAYS』の作者・安田剛士さんは男性の漫画家で、大学生のころから漫画を書いていたそうで、在学中から週刊少年マガジン編集部に漫画の持ち込みをされていたそうです。
2001年、『Over Drive』の読み切り版が第67回週刊少年マガジン新人漫画賞の入選を受賞し、同年の12月に同作がマガジンフレッシュ(講談社)に掲載されデビューを果たします。
その後マガジンフレッシュには『HERO』も掲載。
関口太郎氏のアシスタントを経て、2005年より週刊少年マガジン(講談社)にて『Over Drive』の連載がスタートし、アニメ化されるほどの人気を博します。
2007年には、本屋大賞、吉川英治文学新人賞を受賞しフジテレビ系列でドラマ化もされた佐藤多佳子氏原作『一瞬の風になれ』をコミカライズ。マガジンSPECIAL(講談社)で連載されます。
2010年、当作品『DAYS』の同一世界線の物語であるサッカー漫画『振り向くな君は』の連載が週刊少年マガジンでスタート。
2013年に『DAYS』の連載が週刊少年マガジンで始まり、こちらは2期までアニメ化され今なお連載中の人気作品となっています。
自身の作品がアニメ化されたり、人気小説の漫画化も行ったりするなど、人気作品を複数世に排出している漫画家です!
受賞歴に関しても、デビュー作『Over Drive』から漫画賞を獲得している実力派の漫画家ですが、現在連載中の当作品『DAYS』では2016年に第40回講談社漫画賞少年部門を受賞されています。
『DAYS』の3つの魅力を徹底解説!
ここからは『DAYS』の魅力的なポイントについて、大きく3つに分けて解説していきます!
魅力①:つくしのひた向きさに心打たれる!
この作品、なんと言っても主人公が超魅力的なんですよ。
主人公・柄本つくしは気弱でいつもオドオドしていて、ドジでポンコツで何をやっても上手くいかない青年。残念なくらいに残念な子なんですよ。
ただ、素直で純粋というその一点がめちゃくちゃ彼を輝かせるんです。
偶然の出会いから初心者ながらにサッカー部に入ることになったつくしは、まったくと言っていいほど練習についてけません。そりゃそうですよね、運動経験ないんですから。しかも彼が入ったサッカー部は全国クラスの名門校・聖蹟高校。チームからは当然お荷物扱いです。
参照:https://www.dokusyo-geek-ki.com/entry/days
ボールを蹴ることすらままならないほど下手くそなつくし。
だけど、純粋な彼はどんな嫌味を言われようが努力を怠りません。自分は何もできないから、少しでも役に立たなければいけないから、と朝も昼も夜も常に努力し続けます。
そんな彼が努力した点は、ただひたすらに走ること。サッカーの根幹である“走る”というただ一点においては誰にも負けるもんかと走り続けるのです。
これが、名門・聖蹟サッカー部を変えていくことになります。
参照:https://ryokan1123.com/days-emotional-manga/
自分は何もできないけど、初めてやりたいことを見つけた。
だから、本気でやりたいんだ。と。
こんなに素直で純粋で、熱い男がいるだろうか。いや、断じていない。(反語風)
このひたむきさが、聖蹟サッカー部を力強く引っ張っていくことになるのです。
参照:https://www.kokoro-fire.com/entry/sports-manga/
つくしが認められるのはマジで嬉しいです。
周りを動かしていくつくしの愚直さに涙が止まりません。
魅力②:つくしと風間の友情が尊い
参照:https://ebookjapan.yahoo.co.jp/content/author/41247/
ひたむきな走りで聖蹟サッカー部のエンジンと言えるほど重要な存在となったつくしですが、彼がサッカーを始めるきっかけとなったのが同級生の風間陣。
風間はちょっと変なやつですが、サッカーに関しては天才です。
偶然知り合った二人はフットサルを通じて仲良くなるのですが、風間もつくしのひたむきさに当てられた口。つくしという人間の強さにいち早く気付いた人物です。
風間もつくしもサッカーを通じて心を通わせていくのですが、この二人の信頼関係がマジでアツい。
つくしが迷った時に導くのはいつも風間。
参照:https://pandaman.red/days/4278.html
そして風間に大きな勇気を与えるのも、つくし。
お互いに影響しあって、高め合いながら絆を深めていくのです。
参照:https://pandaman.red/days/4278.html
風間が、数年ぶりに会った母親につくしを紹介するシーン。
この“友達”の一言にどれほどの思いが詰まっているのかと思うと、感動が止まらないんです。
魅力③:個性的で変だけど頼れるチームメイトたち
頼り甲斐のあるチームメイトたちが最高にカッコいいのもこの漫画の魅力。
特に、聖蹟サッカー部のキャプテン・水樹寿人が超かっこいい。
水樹は今でこそプロ入りが決まっている全国クラスのストライカーなんですが、彼も高校からサッカーを始めたんです。
そしてつくしと同様に、下手くそなところからどんどん成長していったのです。
先駆者として、つくしに道を示してくれる水樹。どこか抜けていて口下手なキャプテンですが、愚直な努力と貪欲な姿勢でチームを引っ張る聖蹟の魂です。
参照:https://pandaman.red/days/4283.html
彼の発言はチームに勇気を与え、火をつけます。
こんなキャプテン、最高じゃないですか?
他にもディフェンスの要・臼井や司令塔・君下など、頼れる仲間たちばかり。
参照:https://pandaman.red/days/1997.html
参照:https://pandaman.red/days/3541.html
しかも一人ひとりにかなり濃く焦点が当たっているので、全員に惚れ込んでしまいます。
『DAYS』の魅力紹介!まとめ
参照:https://web.gekisaka.jp/column/title/?118-118-cm
ここまでサッカー漫画『DAYS』の魅力について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
主人公・つくしのひたむきさ、そしてお互いに支え合う友情など、グッとくる展開ばかりです。ここまで胸を打たれるスポーツ漫画は他にないでしょう。
また、登場人物一人ひとりのストーリーがかなり深掘りされているので、自分のお気に入りのキャラを見つけるのも面白いと思います!
読み出したら涙が止まらない最高の青春サッカー漫画、興味を持った方は是非読んでみてください!心が熱くなること間違いナシですよ!
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