【共感の嵐】エッセイ漫画のオススメ厳選41冊!家族・職業・旅行・病気…様々な体験談を綴る

エッセイ漫画アイキャッチ

漫画は、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる娯楽のひとつですよね。

バトルシーン痛快な少年漫画やミステリー漫画、キュンとするラブコメ漫画など注目を集めやすいカテゴリーの漫画がある一方で、隠れた良作が多く、読んでいて救われたような気持ちになる、そんな漫画のカテゴリーがあります。

それが、今回オススメ作品を紹介する「エッセイ漫画」(ノンフィクション漫画)です。

エッセイ漫画とは、作者の経験や実話を題材・モチーフとした漫画のこと。さまざまなテーマで描かれ、作者の心(ひいては人の心)をじっくりと見つめる観察眼が魅力です。

エッセイ漫画と一口に言っても、前述したように沢山のテーマがあるため、それらを7つのジャンルに分類して、おすすめ漫画を41作品ご紹介していきます!ジャンル分けは以下。

  1. 旅行・異文化エッセイ漫画
  2. 家族・人間関係エッセイ漫画
  3. 結婚・恋愛エッセイ漫画
  4. LGBTQエッセイ漫画
  5. 職業エッセイ漫画
  6. 病気エッセイ漫画
  7. 育児エッセイ漫画

また、それぞれの漫画に「元気をもらえる」「人生に役立つ」「ストーリー(物語)」の星5つ評価もつけてみました。好きなテイストの漫画がある!という方はぜひそちらも参考にしてくださいね。

さらに本メディアではエッセイ漫画に関するアンケート調査クラウドワークス「エッセイ漫画に関するアンケート」を実施し、それぞれの漫画に回答者の口コミも掲載していますので、ぜひ読者のリアルな声も参考にしながらエッセイ漫画を選んでみて下さい。

※エッセイ漫画だけでなく全てのジャンルの漫画から面白い作品を選びたい方はこちら👇

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2024年1月1日
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それでは、おすすめのエッセイ漫画を一挙に紹介していきたいと思います!(2024年6月14日更新)

 

「旅行・異文化」をテーマにしたおすすめエッセイ漫画(6選)

旅・異文化のイメージ

まずは、旅行・異文化をテーマにしたエッセイ漫画から!僕が漫画や小説の好きな理由の一つに、異世界や異文化に連れて行ってくれるという点があります。

旅行・異文化をテーマにしたエッセイ漫画はまさに、自分では経験ができないようなエピソードを楽しむことができます!

今回は、泣いたり笑ったり悩んだりできる旅行・異文化のエッセイ漫画を早速6作品紹介していきます!

 

『ニューヨークで考え中』近藤聡乃(旅行・異文化)

NY在住者必読!大都市で自分を見つけていく優しいエッセイ漫画

『ニューヨークで考え中』サムネイル

あらすじ
異国で暮らす驚きや戸惑い、そして喜び…つれづれニューヨークライフ
漫画をはじめ、絵画やアニメーション、エッセイなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・近藤聡乃。2008年の秋に単身ニューヨークへわたり、初の海外一人暮らしをスタートさせました。エネルギッシュな大都市の中でもまれながらも、少しずつ自分の居場所を築いてきた6年間。アパートでの暮らし、恋人や友人たちとの会話、レストランやカフェのメニュー、道行く人々のファッション……書き留めておかなければ、いずれ忘れてしまうふとした日々のあれこれを、見開き2ページ、一話完結のスタイルで描きます。現在進行形のニューヨークがここに!
たんたんと、だんだんと、これが私のニューヨーク。(亜紀書房)
参照:『ニューヨークで考え中』公式ページ(亜紀書房)

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

ニューヨークで生活、なんて聞くとキラキラした生活を思い浮かべる人も多いと思いますが、現実はそうとも限りません。暮らすって実は地味で大変な部分の方が多いものです。このエッセイ漫画でも、ニューヨークのキラキラした部分は出てきません。でもどこか日本とは違う、自由な大都市ニューヨークの生活が綴られています。大都市で暮らす著者がゆっくりと自分の居場所を見つけていく過程が心に響きます。漫画家だけでなく、アーティストとしても活躍する著者ならではの感性が存分に感じられる一冊。ニューヨーク在住の方には共感できる部分も多いのではないでしょうか?何度も読み返したくなる、優しいエッセイ漫画です。

口コミ

実際に作者がアメリカに住んでいるためか現地でしか味わえないような空気感や、日常の何でもないささやかな楽しみや悲しみといったリアルタイムな話題や起こったエピソードを元にたくさん漫画にして届けてくださるので、自分もその場にいるかのように擬似的に感じることができるところが好きです。(30代女性)

 『ニューヨークで考え中』を読む 

>> 近藤聡乃 公式ホームページ

 

『ベルリンうわの空』香山哲(旅行・異文化)

一歩を踏み出す勇気をもらえる!ベルリン生活が巧みに表現された漫画

『ベルリンうわの空』サムネイル

あらすじ
ドイツ、首都ベルリン。ベルリンといえば、壁、ビール、ソーセージ。だけじゃなくって、様々な文化、様々な人々…、パリや東京とも並ぶ国際都市だ。そんな街で僕は…、僕は…、あんまり何もしていない! ベルリンという街に「なんとなく」で移住してしまった僕は、派手な観光も、胸躍る冒険もなく、ただ毎日を平凡に過ごしている。そんな僕を人はいつも「うわの空」だというのだけれど、僕なりに、些細だけれども大切なものを集めている。 ベルリンでぼんやり生きる僕の生活の記録と、街から得られる空想と、平凡な毎日ゆえに楽しめる、ちょっと小さな冒険の書。
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/696200/vol_no/001

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

ドイツ、ベルリンで日本人として生活をする著者の視点が穏やかに表現されています。キャラクターが非人類なのも面白く、一人一人について丁寧に表現されています。その国にある政治、社会問題などに直面しながらも、ふとしたつまづきやきっかけを自分の学びに変えていく筆者。私も何か小さなことからでもはじめたい!そう思えるようなエッセイ漫画です。海外で暮らすというのはもちろん大変なことはあるでしょうが、それでも自由に楽しい気持ちで過ごすことを忘れない著者の姿に勇気をもらえます。漫画に止まらず、この著者の熱烈なファンが沢山いるのも納得です!味のあるタッチを堪能できる一冊です。

🏆「このマンガがすごい!2021」(宝島社)オトコ編の第10

 『ベルリンうわの空』を読む 

>> 『ベルリンうわの空』公式ページ (ebook japan)

>> 香山哲 公式ホームページ

 

『中国嫁日記』井上純一(旅行・異文化)

同名ブログが待望のエッセイ漫画化!中国から来日した嫁の日々を綴る

『中国嫁日記』サムネイル

あらすじ
2010年の7月の開始以来、あっという間に話題をよび、メディアでも多数取り上げられた大人気ブログ「中国嫁日記」がついに書籍化!! 公衆トイレに紙があることに感動! 味噌汁に香菜!? 中国嫁・月(ユエ)の珍行動と慣れない日本語に思わず吹き出すこと間違いなし! そして、いつの間にかこんなお嫁さんがほしくなる!? 書籍化にあたり、ふたりの出会いを描いた約50ページの書下ろし漫画を収録!!(KADDOKAWA)
参照:https://www.kadokawa.co.jp/product/201011000372/

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

楽しい!それがこの漫画を読んだ後の最初の感想です。他のエッセイ漫画と同じく、徒然と日々が描かれているだけなのですが、愛嬌のある主人公が天真爛漫に国際結婚生活を送る様子に胸がきゅんとします。一見大変そうな国際結婚ですが、二人の考え方、文化の違いなどを乗り越えながら、楽しく過ごしている様子はこちら側が笑顔になるほど。ほのぼのとした日常を楽しく描いたエッセイ漫画です。

口コミ

友人にも、中国人女性と結婚した人がいます。この漫画に描かれている内容と、その友人から聞く、中国人嫁との文化的な衝突の内容がとても類似してしていて、とても親近感をもって、そして面白がって読めました。ちなみにその中国人嫁の人にこの漫画を見せたら大うけしていました。(50代男性)

絵柄が可愛らしく素敵な漫画だからです!年下の中国嫁・ユエの性格がポジティブで優しく、とても好印象。また主人公のジンサンもユエのことをとても大切にしていて、読んでいてもとてもホッコリできますね。ドタバタ系のコメディ漫画ですが、時折ここまで純粋に相手を思い合え愛し合えるのかと感じてしまいます。(40代女性)

 『中国嫁日記』を読む 

>> 『中国嫁日記』公式ブログ

 

『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』オーサ・イェークストロム(旅行・異文化)

日本のアニメ大好きスウェーデン人(オタク女子)の感動来日譚!

『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』サムネイル

あらすじ
日本のアニメと漫画に感動し、北欧から来日して3年目。コンビニおにぎりが便利すぎる! ホストの髪型はアニメみたいで素敵! オタクなスウェーデン人漫画家が描く、日本への愛に溢れた驚き&爆笑のコミックエッセイ!(KADOKAWA)
参照:『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』公式ページ (Comic Essay)

元気をもらえる  :★★★★☆

人生に役立つ   :★★★☆☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

北欧女子オーサが日本で見つけた、思わずクスッとしてしまうようなほんわかエピソード満載の作品です!日本ではよくある血液型性格診断の不思議や、日本にきた外国人が日本人化されたと思うサインなど、スウェーデンと日本の違いを知る著者の視点から見た世界が4コマ漫画で鮮やかに描かれています。飾りすぎない可愛い絵柄と、様々な日本の文化を優しく受け入れていく著者の素直さにきっと、癒されること間違いなしです。

口コミ

スウェーデンから来日し日本で暮らしている女性が描いたマンガですが、絵がポップでとても可愛く癒やされます。また、内容はよくある外国人から見た日本あるあるなのですが、作者自身が元々日本かぶれで日本の知識を多く持ってた上でのお気楽なギャップなので、生粋の日本人が読んでも納得がいく内容で、すらすら読めて面白いです。(40代男性)

日本人も忘れているような日本のことを外国人の目線から書かれているのがとても新鮮で、他にも日本のアニメが外国人の方に与えたショックを具体的に書いていて面白かった。自分の簡素化したキャラクターも愛らしいのも魅力です。(40代男性)

 『北欧女子オーサが見つけた日本の不思議』を読む 

>> 北欧女子オーサ 公式ブログ

 

『ダーリンは外国人』小栗 左多里(旅行・異文化)

国際結婚エッセイ漫画の金字塔!異国文化に戸惑う彼と私の面白エッセイ

『ダーリンは外国人』サムネイル

あらすじ
外国人の彼と結婚したらどーなるの? 日本人同士の何倍も大変な新居探し、母親当惑の第一声、おふくろの味論争・・・など、笑いと驚きがいっぱい。国際結婚の、コレが現実。(KADOKAWA)
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/334679/vol_no/001

元気をもらえる  :★★★★★ 

人生に役立つ   :★★★☆☆ 

ストーリー(物語):★★★★★

おすすめポイント

日本人の著者とバングラデシュ人の旦那さんの国際結婚の様子を綴った大人気エッセイマンガです!バックグラウンドが違うからこそ、普段の生活において驚いてしまう相手の習慣や、お互いの視点から気づいた日本と海外の違いがとても面白く、コミック要素あふれる作品です。また言語マニアである旦那さんが鋭く投げかける日本語についての矛盾や、日本ではお店の従業員にあまり意見を言わないという指摘など、長年日本に住んでいるからこそハッとさせられるエピソードもあり、どこから読んでも興味深く楽しめる作品です!

口コミ

日本人が考える常識への違和感や外国人との生活を通して日本や海外の不思議な点を面白く描いているから。著者がインテリっぽい方ではなく、日常のささいな出来事で気づいた点を書いているところも共感が持てて面白い。(50代女性)

国際結婚ってどんな感じなんだろう?という興味から入りましたが、想像以上に面白く、文化が違う人と一緒に暮らす大変さが勉強になりました。日本人同士の夫婦でも些細な習慣や価値観の違いに戸惑うものですが、そんな時は「この人は外国人なのだ」と思えば、違いを楽しめるかも!とちょっと寛容になれそうな感じがしました。(40代女性)

外国人と結婚したことで生じる面白いエピソードが満載なのと、屁理屈上手で哲学的に理屈で、奥さんに言い訳したりする場面が本当にほのぼのして面白い。例えば、破れた衣類をそれでも平気で着ようとする外国人ダーリンに向かって、綻びを直すために奥さんが脱いでと言っても、哲学的な理由をつけちゃうダーリンが可笑しい。結局、奥さんが口応えには負かしてしまうんだけど、ちぐはぐな感性をお互いが認め合っている姿に、外国人日本人なんていう人間の枠なんてなくて、心はみんな一緒だなって、温かい気持ちになるから。(40代女性)

単なる外国人との恋愛話だけでなく、言語学に繋がる話題や、外国語学習に関する面白いアイデアがあったりする。(20代女性)

 『ダーリンは外国人』を読む 

>> 映画『ダーリンは外国人』公式ページ 

 

『イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。』音咲椿(旅行・異文化)

様々な国のベッド事情を赤裸々告白!真のイケメンを探す旅は続く

『イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。』サムネイル

あらすじ
外国人=キレイ? 有能? テクニシャン? ――まずはその幻想をぶち壊す。確かに外国人、とりわけ欧州系の人たちのルックスは目を見張るものがある。が、一皮むけば同じ人間。
淡泊だったりがっついたり、絶倫だったり早漏だったり、デカかったり小さかったり、粗テクだったりロマンチストだったり、人によってさまざま!草食系の日本人に失望した著者・音咲が、日本にいながらあこがれのイケメン外国人のダンナをゲットするべく奮闘するコミックエッセイ。
ヤリ目だけで声をかけてくるドイツ人、顔はいいのに脱いだらダルダルお腹のアイスランド人、やたらにがっつくイタリア人など、多くの外国人との経験を経た著者のたどり着いた境地とは――!?日本にいながら外国人と知り合う方法についても教える外專女子必読の一冊!!(ぶんか社)
参照:https://www.bunkasha.co.jp/book/b252971.html

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★☆☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

30代独身女性の著者が、外国人男性と出会いを重ねていく中での体験談が赤裸々に描かれています。理想とするイケメン外国人との結婚を追い求める中で、堂々と「キミは浮気相手」宣言をされたり、女性は参加費5000円外国人は無料の食事なし水なしパーティに参加したりと、理想のイケメン外国人と出会うまでの苦労話が面白く続きが気になってしまいます。日本でも憧れの的であるイケメン外国人との交際のリアルについて、数々の驚きエピソードを交えながら知ることができる一冊です!

📖全1巻完結済

 『イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。』を読む 

 

 

「家族・人間関係」をテーマにしたおすすめエッセイ漫画(11選)

家族・人間関係のイメージ

次に、家族・人間関係をテーマにしたエッセイ漫画を11作品紹介します!家庭や身近な人間関係は人それぞれであり、私たちの生活に大きく影響しますよね!自分とは違う家庭環境、人間関係の下で育った人のストーリーに触れることは実に面白いものです。さらに、著者の家族・人間関係について知ることで、自分の家庭や友人関係についての新たな発見があるかもしれません。それでは早速、紹介していきます!

 

『酔うと化け物になる父がつらい』菊池真理子(家族・人間関係)

酒に溺れた父と家族の葛藤の日々を綴る

『酔うと化け物になる父がつらい』サムネイル

あらすじ
「夜寝ていると、めちゃくちゃに顔を撫でられて起こされる。それが人生最初の記憶……」
幼い頃から、父の酒癖の悪さに振り回されていた著者。中学生になる頃には母が自殺。それでも酒をやめようとしない父との暮らしに、著者はいつしか自分の心を見失ってしまい…。
圧倒的な反響を呼んだ家族崩壊ノンフィクションコミック。読後涙が止まらない全11話に、その後の描きおろしを収録。家族について悩んだことのあるすべての人に読んでほしい傑作。(秋田書店)
参照:https://www.akitashoten.co.jp/comics/4253106935

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

アル中の父親が家族に暴力をふるう、そんな日々が当たり前の「機能不全家族」で育った著者の苦しみは「一般的な家庭」で育った人からは想像もできないものです。家族というコミュニティによって縛られ、どこに行っても親の存在から逃げることができない、周囲の人々と協調することも難しいのです。世の中には家族と一口に言っても様々な形の家庭が存在し、経験も人それぞれであることを知り、機能不全家族で育つ人の境遇を学ぶことができる稀少な作品です!

口コミ

私の父も酔うと人が変わるのですが、その姿がとてもリアルに描かれていて、読みながら頭の中でそのシーンを体験できたためです。また、母親が新興宗教信者という設定も良い味を出していて、とても良かったと思います。(30代女性)

🎥2019年、松本穂香&渋川清彦のW主演で映画化

📖全1巻完結

 『酔うと化け物になる父がつらい』を読む 

>> 映画『酔うと化け物になる父が辛い』 公式ホームページ

 

『カルト村で生まれました。』高田かや(家族・人間関係)

カルト村で育った特殊すぎる体験談

『カルト村で生まれました。』サムネイル

あらすじ
「平成の話とは思えない!」「こんな村があるなんて!」と、WEB連載時から大反響!!
衝撃的な初投稿作品が単行本に!「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、19歳のときに自分の意志で村を出た著者が、両親と離され、労働、空腹、体罰が当たり前の暮らしを送っていた少女時代を回想して描いた「実録コミックエッセイ」。
参照:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639040400000000000X

元気をもらえる  :★★★☆☆

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

カルト村に生まれ19歳で村を出た著者の体験が、中立的な視点から鮮明に表現されたエッセイ漫画です!カルト村という極めて特殊な環境で育ち、外のコミュニティを知らず自分の環境と比較する術も持たない人間は、自分がいる環境をどう考えるのか、カルト村は人々の価値観の形成にどう影響するのか、そういった疑問への答えを著者の等身大の語り口から感じ取ることができる一冊です。

📖全1巻完結

 『カルト村で生まれました。』を読む 

 

『失踪日記』吾妻ひでお(家族・人間関係)

これぞノンフィクション漫画の傑作!

『失踪日記』サムネイル

あらすじ
「全部 実話です(笑)」(吾妻)
突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働──『アル中病棟』に至るまで。著者自身が体験した波乱万丈の日々を、著者自身が綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション。
参照:https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784872575330

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★★

おすすめポイント

仕事が嫌になった著者が仕事を投げ出し失踪してからの生活が面白おかしく、それでありながら真っ直ぐ描かれています。家族に保護されてからも失踪を繰り返す、さらにはアル中の症状が悪化しアル中患者専用の病棟に入るなど、壮絶かつ衝撃的な実話が、著者持ち前のユーモアたっぷりに映し出される当作品はエンターテイメントとしても愉快に読み進めることができるおすすめの作品です!

口コミ

ホームレス生活のリアルな実情を書きつづってくれて参考になったし、何よりもその生活のエピソードが面白くて結構夢中になって最後まで読んでしまった。警察に職質をくらってしまい、その警察署の中に吾妻さんのファンがいてサインを求められるエピソードが印象に残っている。(40代男性)

本来であれば悲惨なはずのストーリーだが、作者の作風(絵柄が実に漫画っぽい)か、さして暗くならずサクッと読めてしまうところが良いと思っています。また作者の吾妻ひでおという名前そのものが、私世代では何とも郷愁に誘われるというか、ああ、この人、まだ漫画描いてるんだと思った記憶があります。(50代男性)

🏆第34回日本漫画家協会賞大賞

🏆平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞

🏆第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞

🏆第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門

 『失踪日記』を読む 

>> 吾妻ひでお 公式ホームページ

 

『ナガサレール イエタテール』ニコ・ニコルソン(家族・人間関係)

津波から再生しようと奮闘する家族の記録

『ナガサレール イエタテール』サムネイル

あらすじ
2011年3月11日、実家が津波で流された!!! 泣いて笑って建て直す、母娘三代の実録自宅再建エッセイ。
ニコルソンの実家は、宮城県の海沿いの町、山元町。2011年3月11日、この町を未曾有の大津波が襲った。「生まれ育った土地に帰りたい」と願う婆ルソンのため、全壊判定の被害を受けた家の再建を決めた母ルソンとニコルソン。大工が足りない、お金が足りない、いろんな問題にたくましく立ち向かうニコ家を、更なる激震が襲う……!(太田出版)
参照:http://webcomic.ohtabooks.com/ietateru/

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★★

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

地震発生から復興を遂げていくまでの家族の奮闘ぶりを面白おかしく表現する本作品は、笑いあり涙ありで誰でも親しみやすい作品です!コミカルに家族の物語を伝える一方で、過酷な災害現場での暮らしや病気との付き合い方、また緊急時のためにどう言った準備をしたらいいのかなど、私たちの生活にとても大切なな学びが随所に散りばめられています。

🏆16回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品!

📖全1巻完結

 『ナガサレール イエタテール』を読む 

 

『母がしんどい』田房永子(家族・人間関係)

毒親エッセイ漫画の代名詞!

『母がしんどい』サムネイル

あらすじ
「親と一緒に居るのが息苦しい。でも決別するには罪悪感がある」そんなあなたにこそ読んでもらいたい、元祖毒親コミックエッセイ!・些細なことで突然キレて暴れ始める・ブラジャーを買ってくれない・アルバイトも学校行事も邪魔をされる・喧嘩をしたら職場に抗議の電話――これらはほんの序の口。何もかも支配され続ける生活に限界を感じた永子は、母親と縁を切ろうと決意するが……!?テレビ・新聞・雑誌で話題沸騰!しんどい母から自立し、自分なりの幸せを掴むまでを描いた感動のコミックエッセイ、待望の文庫化!(KADOKAWA)
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/717295/vol_no/001

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

「母といるのがしんどい」そんな想いを抱えた著者が、母から自立し自分なりの幸せを掴むまでを描いた感動エッセイ漫画です!親と一緒にいるのが息苦しい、と感じたことがあるすべての人が共感できる作品です。作品中では、親に苦しめられる著者が距離を取りながら、最終的には自身の幸せを掴めるようになっていく過程が描かれています。身近に毒親に育てられた人がいて、一緒にその状況を乗り越えたいと感じている人にもおすすめの作品です!

口コミ

文章でも類まれな観察眼を発揮される著者さんです。良く見える目と良く出力できる脳を持って生まれた方が、自らの人生と母について描くと、それはもうただ一人の人の人生というよりは、現状の日本社会のありかたがいかにしてモンスターを作り上げてしまうか、そしてその被害者の声はどうやって塗りつぶされてしまうのかのドキュメンタリーになっていました。今も多くの、ないことにされる被害者たちがいることから目を背けたら、この問題は100年後の日本でも同じように被害者を生み出し続けるのだろうなと思います。普段生活していたら、見えないものを見たい人におすすめです。この作者さんの視力で世界を見ることは、ほとんどの人ができないので。(30代)

自分の子ども時代の話とそっくりでした。外面はいい親ですが、家の中に入ると豹変してしまい、たたく・蹴る・どなるなど日常茶飯事の家庭で何の疑問を持たずに生きてきましたが、作者と同じで大人に近づくにつれて、うちはおかしいと気づきました。その心の移り変わりに共感できる要素が多く、ライトなタッチの絵が読みやすいのでそこまで心に重くこないので今悩んでいる人には特にお勧めです。(30代女性)

📖全1巻完結

 『母がしんどい』を読む 

 

『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』いしいさや(家族・人間関係)

カルト宗教の家の元に生まれた宗教2世の葛藤を描く

『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』サムネイル

あらすじ
さやちゃんが幼いころ、母が新興宗教へ入信。信者たちが目指すのは、神の教えの通りに規律正しく行動し、崩壊後の世界で復活し、楽園で永遠に暮らすこと。さやちゃんは二世信者として母親や周りの信者から厳しく監視され、学校でも浮いた存在に。交際禁止、漫画禁止、国歌禁止、輸血禁止etc…禁止だらけの生活で感じたことを、ありのままにつづる、衝撃の告白漫画。(講談社)
参照:https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000029863

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

親が新興宗教に強い信仰心を抱く家庭で育ち、二世として様々な苦しみを押し付けられる実情が綴られた珍しいエッセイ漫画です!新興宗教に惹かれた親が子供に思想を押し付け、心の自由を奪っていく過程が細かく描き出されており、宗教の正当性に疑問を抱きながらも活動を続ける人がいることや新興宗教の世界観についてなど、新興宗教という論争的な話題を実体験者の目線から投げかけてくれる貴重な一冊です。

口コミ

名前はよく聞くものの実態が全くわからない宗教団体について、子供の目線から描かれているのが面白い。絵柄はかわいいが、内容はもし自分が主人公の立場だったらと考えるとゾッとするもので、そのギャップも魅力に感じる。とはいえ全く救いのない話ではなく、ライトに読めるので好き。(20代女性)

自分からすると非現実的な世界のお話だったので興味を引かれたのが一番の理由です。宗教というのは身近な存在でありながら自分にとっては遠い存在でしたが、たまたま生まれた家が世間とは少しずれている宗教を信仰していた場合にはこんなことが起きるんだと衝撃的でした。生まれる家は選べないので、信仰している親以上に子供は自分の意志をもって生活することが年齢を重ねても難しいのだろうとも思いました。(40代女性)

📖全1巻完結

 『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』を読む 

 

『大家さんと僕』矢部太郎(家族・人間関係)

カラテカ・矢部の漫画家デビュー作にして大ヒットエッセイ漫画!

『大家さんと僕』サムネイル

あらすじ
1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、傑作漫画。(新潮社)
参照:https://www.shinchosha.co.jp/book/351211/

元気をもらえる  :★★★★☆

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★★

おすすめポイント

「お笑いコンビ・カラテカ」の矢部太郎さん(僕)と一つ屋根の下で同居する87歳の老婦人(大家さん)の交流を描いた笑いあり涙ありコミックエッセイです。何かと僕に世話を焼く大家さんと、大家さんの思い出話に耳を傾け、困った時には優しく手を差し伸べる僕。ご近所付き合いなどが減った現代には少し珍しい?「大家さんと僕」のあたたかい関係性に誰もがホッコリさせられること間違いなしです!

口コミ

高齢の大家さんと借主の芸人のほっこりする関係が、のほほんとしていて、読んでいるとほっこりした気持ちになる。大きな事件こそ怒らないけれど、日常の暮らしの中に訪れる小さなアレコレを切り取っで描いているからか、イライラしていた気持ちが落ち着く作用もあるような気がする。大家さんのような年の重ね方ができたら素敵だなと思った。(30代女性)

大家さんと矢部さんとの間に終始流れるほっこりした空気感、クスッと笑える日常風景に癒されます。互いを思いやる二人の関係性は、色々とドライな現代の日本にはもはや珍しいもので、昭和的人情を思い出させてくれる作品です。(40代男性)

矢部さんのほのぼのとしたイラストと、大家さんの可愛らしさが相まって、読んでいて幸せな気持ちになります。ハードな展開もないので、夜寝る前など気持ちを落ち着かせたいときに読んだりしていました。優しいエッセイ漫画で大好きです。(30代女性)

🏆第22 手塚治虫文化賞 短編賞

📖全2巻完結

 『大家さんと僕』を読む 

>> アニメ『大家さんと僕』 公式ホームページ

 

『岡崎に捧ぐ』山本さほ(家族・人間関係)

幼馴染の岡崎さんとの思い出は、ちょっと変でどこか懐かしい

『岡崎に捧ぐ』サムネイル

あらすじ
2014年にWEB上で公開され始められるや、各界著名人の称賛を浴びるなど瞬く間に話題を呼び、短期でページ1000万ビューを記録した人気エッセイ漫画がついに単行本化!!作者・山本さほさんが、実際の幼馴染み・岡崎さんとのちょっと特殊な友情を描いた“超プライベート”なふたりの歴史。出会いは小学生時代の1990年代。スーパーファミコン、たまごっち、プレイステーション……懐かしいたくさんのゲームやおもちゃ、笑いと涙のエピソードが、私たちみんなが持つ普遍的な記憶を呼び起こします!「新しい世代の『ちびまる子ちゃん』」だと評す人もいる注目作、ぜひご一読ください!(小学館)
参照:https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=9459

元気をもらえる  :★★★★★ 

人生に役立つ   :★★★☆☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

著者の幼馴染み「岡崎さん」との少女時代の思い出を、1990年代の流行や当時の懐かしいエピソードと共に描いたプライベートなエッセイ漫画です。小さい頃は当たり前だと思っていたけど、大人になって分かる幼少時代のかけがけのない思い出たちに光を当てて、読む者のノスタルジックな感性に訴えかけます。思わず「こんな事あったあった!」と頷いてしまう場面がたくさんあり、大人になって忘れかけていた記憶や価値観が蘇ってくるはずです!

口コミ

現代版のちびまる子ちゃんのようなエッセイ漫画で、私とちょうど同世代の子供時代の話がでてくるのでとても心に刺さりました。作者の小学生時代のおもしろエピソードにはクスッと笑えたり、こんな気持ちで私も子供時代をすごしたなぁと懐かしい気持ちになりました。また親友の岡崎さんとの関係もとても好きです。岡崎さんのなかなかシュールな家庭環境がコミカルに描かれていて、子供にとっての幸せとは何かを考えさせられました。そんな環境下で育った岡崎さんはほんとに面白く素敵な女の子なのだなと感じました。現アラサー女子にはとにかく心を掴まれる作品だと思いますが、他の世代の方にもぜひ読んでいただきたい作品です。(30代女性)

🏆テレビブロス 8回ブロスコミックアワード2015大賞受賞

🏆宝島社 このマンガがすごい!2016 オトコ版 8

🏆エンターブレイン 全国3000店の書店員と選んだ 2015 コレ読んで漫画RANKING BEST50 4

🏆第9 マンガ大賞2016 10

📖全5巻完結

 『岡崎に捧ぐ』を読む 

>> 山本さほ 公式noteページ

 

『ペコロスの母に会いに行く』岡野 雄一(家族・人間関係)

親の認知症・ぼけてしまった母を訪ねて

『ペコロスの母に会いに行く』サムネイル

あらすじ
父を亡くした年、80歳の母の認知症が始まった。10人姉弟の長女でしっかり者の母。酒飲みの夫と二人の息子を抱え、懸命に生きてきた。「だけんもう、何もかんも忘れてしもて良かろー?」ようやく身軽になれた母に、僕は会いに行く。時にほがらかな少女に、初々しい妻になる母に。母ちゃん、ぼけてよかったな――。
第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞、ベストセラーとなり映画化された、笑いと感動のコミックエッセイ。
参照:https://www.comic-essay.com/episode/251

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★★

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

80歳認知症の母を介護する著者が描く、笑いあり涙ありのコミックエッセイです。自分の親が認知症になるということは辛く、ときには途方に暮れてしまうような出来事だと思います。しかし著者が認知症の母とポジティブに向き合う姿勢は、人は人生の最後には辛かった思い出をすべて忘れ、楽しかった時間を思い出しながら旅立つためにボケるのでは?と思わせてしまいます。少し切なくも温かい気持ちになれる感動の作品です!

🏆第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞

📖全1巻完結

 『ペコロスの母に会いに行く』を読む 

>> 映画『ペコロスの母に会いに行く』公式ホームページ

 

『さよならわたしのおかあさん』吉川景都(家族・人間関係)

大切な人の死について考える一冊

『さよならわたしのおかあさん』サムネイル

あらすじ
亡くなるその日まで、おかあさんが死ぬなんて信じなかった。成長するたびに喜んでくれた、優しい笑顔。何度も私を笑わせた、親父ギャグみたいな冗談。がんの辛さと孤独を決して表に出さなかった、その強さ。おかあさんがくれた全てに、私は何を返せるんだろう――。連載時からSNSで話題沸騰のエッセイ漫画、待望の単行本化。(新潮社)
参照:https://www.shinchosha.co.jp/book/352171/

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★★

おすすめポイント

誰もが、「いることが当たり前」だと思っていた人との別れをいつかは経験するはずです。この作品は、大切な人が側にいることは当たり前じゃないんだと、私たちに教えてくれます。気軽に人と会うことが難しい今だからこそ読みたい、後悔しない人間関係を送る方法の教科書です!今日から、家族や恋人、友人との時間を精一杯過ごそうという気持ちにさせてくれる感動の一冊です。

📖全1巻完結

 『さよならわたしのおかあさん』を読む 

>> 『さよならわたしのおかあさん』公式ホームページ

 

『ねことじいちゃん』ねこまき(ミューズワーク)(家族・人間関係)

猫とじいちゃんの心温まる日常物語

あらすじ
ばあさんに先だたれ、猫のタマと二人暮らしの大吉じいちゃん。ひとりと一匹が繰り広げる、毎日がいとおしくなる四季折々の彩り。
参照:https://booklive.jp/product/index/title_id/328599/vol_no/001

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★☆☆☆

ストーリー(物語):★★★☆☆

おすすめポイント

かわいい猫と飼い主のおじいさんの温かい交流を描いた心温まるエッセイ漫画。著者ねこまきさんが描くこの作品は静かな田舎町を舞台に70歳の大吉じいちゃんと愛猫「タマ」の日常を中心に展開され、ゆったりと進む物語は、読者に癒しと安らぎをもたらします。

長年連れ添った妻を亡くし、一人と一匹で穏やかな日々を送っている大吉じいちゃん。そんな彼と生活しているタマの愛らしい仕草や無邪気な行動が、作品にユーモアと温かみを加え、猫と高齢者の心の交流が丁寧に描かれています。

大吉じいちゃんとタマの絆はもちろん、他のキャラクターたちとの温かい人間関係や四季折々の風景描写も丁寧に描かれおり、村の住民たちとのふれあいや季節の移ろいを感じさせるシーンにほっこり。村全体のコミュニティの温かさが心に響きます。

猫好きな読者はもちろん、心温まるストーリーを求めるすべての人におすすめできるエッセイ漫画。愛と癒しに満ちた物語が、日々の疲れを癒し、心に安らぎをもたらしてくれること間違い無しです!

 『ねことじいちゃん』を読む 

 

「結婚・恋愛」をテーマにしたおすすめエッセイ漫画(4選)

結婚・恋愛のイメージ

次に、結婚・恋愛をテーマにしたエッセイ漫画を4作品紹介します!結婚・恋愛をテーマにしたエッセイ漫画は、普段覗くことができない他人の結婚生活や恋愛の様子を垣間見ることができる人気のカテゴリーですよね!著者の恋愛・結婚事情に驚くこともあれば、ときには共感することもあるはずです!

 

『今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント 嫁日記~』ポレポレ美(結婚・恋愛)

セックスレスに悩む全て夫婦へ贈るエッセイ漫画

『今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント 嫁日記~』サムネイル

あらすじ
「最近してねぇんだよな」編集者の彼氏と同棲9年目になるポレ美はセックスレスに悩んでいた。彼氏の嫉妬がきっかけで一度セックス、勢いで結婚するも、その後の日常は変わらないレス状態。このままではいけないと、マカ入り味噌汁を飲ませたり、ロマンティックにセクシー下着&キャンドルで誘惑したりと奮起するも失敗続き。さらには友人男性からの下世話なアプローチ、多忙な彼の浮気疑惑、家族からのプレッシャー&妊活突入などさまざまな試練が降り注ぐ中、果たして無事にセックスレス解消に至るのか…!? パートナーのいる女性の多くが気にしている「セックスレス問題」をリアルに描く渾身の話題作!!(ぶんか社)
参照:https://www.bunkasha.co.jp/book/b353212.html

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

セックスレスに悩まされる妻が日々の夫婦の関係をリアルに描いています。付き合って9年目の彼氏と愛を確め合いたいポレ美の奮闘ぶりは、切なくも波乱の連続で、読者も思わずポレ美に感情移入してしまいます。はたから見ると順風満帆そうな新婚生活に隠された裏側のリアルを、漫画らしくユーモアたっぷりに映し出した、どんどん読み進めたくなってしまう作品です!

🏆ピッコマAWARD 2020 AQUA(水曜)賞

 『今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント 嫁日記~』を読む 

>> Vコミ『今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント 嫁日記~』連載ページ

 

『監督不行届』安野モヨコ(結婚・恋愛)

アニメ監督の夫と漫画家の妻、ビッグカップルのリアルな日常

『監督不行届』サムネイル

あらすじ
著者初のエッセイコミックでもあり、夫=カントクくん(「新世紀エヴァンゲリオン」「キューティーハニー」等の監督)のオタクぶりが初めて明かされた作品でもあります。
アニメ界と漫画界のビッグカップルが、こんなにもおかしく愛おしいオタク生活を送っているなんて!世界中に生息するオタク君はもちろん、オタ嫁(オタク夫を持つ妻)も共感すること間違いなしの衝撃作。巻末には、よりコアに楽しむために‥オタク垂涎!?のオタク用語解説2万字を収録、ファン待望のエッセイコミックです。(祥伝社)
参照:https://www.evastore.jp/products/detail/1780

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★★

おすすめポイント

エヴァンゲリオンの監督として知られる夫(庵野秀明)と妻(安野モヨコ)の夫婦生活を描いたファン待望のエッセイコミックです。オタクでこだわりの強いカントクくんをパートナー歳うてもった奥様の目線から日常生活をユーモラスに描くエンターテイメント要素たっぷりの漫画です。アニメ界と漫画界のビッグカップルの夫婦の一面、そして庵野監督の素顔を見てみたい方におすすめです!

口コミ

エッセイマンガが今ほど出回っていなかった時代ではなかったのと、夫の庵野監督のことがたくさん書かれているので、安野モヨコさんしか描けない、おもしろくて今見ても面白い新鮮な内容のエッセイマンガだと思っているから。 (30代)

エヴァンゲリオンシリーズなどで有名な庵野秀明監督の姿がエッセイテイストでコミカルに描かれているのが面白かったです。読んでみるとやはりオタクあるあるな展開だったり分かるなという人柄をしているのですが、インタビューでは彼の真面目な姿が垣間見れるのもいいと思いました。(30代男性)

家族でエヴァが大好きなので、監督のことも気になっていたのですが、監督がものすごくマニアックなのと、奥さんといるときのキャラがいいのがおもしろいです。また安野モヨコさんの漫画も昔からよく読んでいたので、その作者が監督に振り回されているのも面白いです。(40代女性)

📖全1巻完結

 『監督不行届』を読む 

>> 安野モヨコ 公式ホームページ

 

『うちの妻ってどうでしょう』福満しげゆき(結婚・恋愛)

凸凹夫婦のゆるふわエッセイ4コマ漫画

『うちの妻ってどうでしょう』サムネイル

あらすじ
小心者な漫画家の「僕」と美人だけど短気な「妻」の、ゆる~い日々の出来事をつらつらと描くエッセイ風4コマ。日常で当たり前にあるような小さな出来事に、一喜一憂して悩み葛藤する主人公(=作者)の姿がすごく共感できて、笑えます。(双葉社)
参照:https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-94160-9.html

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

著者である旦那さんの前で怒ったり泣いたり、ありのままの姿で生活する奥さんのエピソードがとても可愛く思わず癒されてしまう作品です。4コマ漫画なのに4コマ1話ではないというユニークな構成も見どころです。ゆるーく仲良しな夫婦生活を著者の独特なタッチと共に描き出すおすすめのコミックエッセイです!

口コミ

女性が妻になりその妻の凄さなど、男性からすると男ではここまで出来ないと感じる事が沢山ありました。また、女性はもちろん妻になられている方を更に尊敬できるようになったので、読んでいても意識が深まり特に男性の方は読むべきだと思ったのでおすすめです。(30代男性)

🏆第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞

 『うちの妻ってどうでしょう』を読む 

 

『離婚してもいいですか?』野原広子(結婚・恋愛)

幸せそうに見えて、実は不穏な家族の影

『離婚してもいいですか?』サムネイル

あらすじ
結婚9年め、2児の母。夫は中小企業のサラリーマン。見かけはいたって平和な普通の家族。だけど・・・「離婚」 その2文字が浮かばない日はありません。妻である以上、一度はちらつく「離婚」の2文字。その思いにとらわれ、向き合い、2人の幼い子を前に志保が出した結論とは? 一見平和な家庭に影を落とす、夫の人としての冷たさ。抑圧された妻の人格。「幸せそうに見られたい」願望。 平和だけど不穏な家族の物語。(KADOKAWA/メディアファクトリー)
参照:https://honto.jp/netstore/pd-book_26319670.html

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

著者が、夫との些細な価値観の違いからストレスが溜まり、常に離婚を考えてしまう毎日を赤裸々に描いています。子育て主婦としての日々は想像を絶する過酷な毎日なのだと教えてくれる貴重な作品です。夫婦の関係に悩んでいる方、これから円満な家庭を築きたいと考えている方にぜひとも読んでほしいおすすめの一冊です!

口コミ

自分は結婚していないのですが、何故か主人公に共感して、一緒に傷ついたり悲しくなったりしてしまうほど、リアリティーにあふれた作品です。決して明るいテーマではないのですが、現実を美化せずに、真正面から向き合った真摯な作品といえると思います。(20代女性)

 『離婚してもいいですか?』を読む 

 

 

「LGBTQ」をテーマにしたおすすめエッセイ漫画(5選)

LGBTQのイメージ

次はLGBTQをテーマにしたエッセイ漫画を5作品紹介します!近年同性婚ができる国が増え、日本では渋谷区と世田谷区が2015年にパートナーシップ制度を認めたことは話題になりましたよね!しかし、身近にLGBTQの方を知らない方は、なかなか当事者の生活や考えに想いを巡らすことは難しいのではないでしょうか?LGBTQをテーマにしたエッセイ漫画は、そんなLGBTQの方たちの気持ちやリアルな人間関係の様子を理解するための絶好のツールです!

 

『ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。』もちぎ(LGBTQ)

Twitterで有名なもちぎさん渾身のエッセイ漫画

『ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。』サムネイル

あらすじ
ゲイ(同性愛)×DV(家庭内暴力)×風俗…
色々な事情があり特殊な業界<ゲイ風俗>へ飛び込んだ「もちぎ」、様々な人たちとの出会いと別れを繰り返すなかで学んだ経験を詰め込んだ一冊。
SNSに投稿した漫画「母ちゃん、ゲイに生まれてごめんなさい」が話題となり、現在Twitterフォロワー41万人以上&pixivコミック月刊総合ランキング1位獲得!! 衝撃の本作が描き下ろし漫画を加え、ついに書籍化。
ウリセン?LGBT?セクシュアリティ?聞き慣れず複雑そうな言葉が多く並んでいるけれど…どれも他人事ではなく“自分事”になり得る話ばかり!?―だから共感の声、続々!(KADOKAWA)
参照:https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321905000623/

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

ゲイ風俗ではたらく著者が、そこではたらく人たちの悩みや喜びなど、ゲイ風俗という人によっては想像しにくい世界をユーモアたっぷりに表現しています。もちぎさんの自分の軸をしっかりともった生き方に、また多様な人々を理解しようとする寛容さに思わず引き込まれてしまう学び豊かな一冊です!

口コミ

ゲイの細かな視点をきちんと描いているのですごく良いです。設定自体が斬新でありながらエッセイらしいリアルな表現がしっかりとあるのでそこが共感できます。リアルな描写で面白さもしっかりとあって読みやすさもあります。(20代男性)

作者の生い立ちやこれまでの人生の壮絶さには心が抉られるが、そんな中でも他人への優しさやユーモアを失わない生き方には考えさせられるものがある。作者を筆頭に登場人物の一人一人が魅力的で楽しく読むことができ、シンプルにギャグが面白い。(30代女性)

ふふっと笑ってしまうシーンがあるかと思ったら、LGBTQ+としての悩み、周囲との確執、理解を得られないこと、LGBTQ+とは関係なしに社会的弱者の苦しみがシリアスに描かれていたり、すごく考えさせられるような作品だと思います。私自身もLGBTQ+で人に言えない悩みだったり暗い面だったりがあるのですごくいい作品だなと思います。絵やタイトルで敬遠してしまう人はいると思うし人にはすすめにくいですが、ぜひ読んでみてほしいなと思います。(20代女性)

LGBTQ・ジェンダーの話題などニュースで取り上げられ、Twitterでもちぎさんのことを知り、自分が世間一般的な意味で理解されがたいセクシャルだと隠しながら生きるのは大変で、身近だからこそ言えなかったり、言っても理解されず気味悪がられたりする苦しい心境の中、自分がやりたいことを自分自身で知らないところに行く勇気はとても尊敬しています。もちぎさんの考え方・価値観に共感することが多く、セクシャルも勿論大事ですが、自分は自分なんだと自分の考え方・価値観を大事にしてその自分の考え方・価値観を大事にしてくださるお友人・仕事仲間に出会いたいなと感じました。今後のもちぎさんのご活躍が気になります。(20代女性)

 『ゲイ風俗のもちぎさん セクシュアリティは人生だ。』を読む 

 

『僕が私になるために』平沢ゆうな(LGBTQ)

性別適合手術の当事者が語るリアルな事情

『僕が私になるために』サムネイル

あらすじ
身体的にも法律的にも女性になるために、主人公・平沢ゆうなは性別適合手術(SRS)を受けにタイへと旅立つ。しかし、女性への道のりは想像していた以上に“痛かった”!! 性同一性障害(GID)当事者の作者が男性から女性になる過程を詳細に描いた実録エッセイ!(講談社)
参照:https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000018814

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

今まで自分の性別に違和感を感じてきた人もそうでない人も、性への理解を深めることができる笑いあり涙ありの作品です!自分の人生と性を見つめながら生きてきた著者だからこそ描くことができた本作品は、私たちを性の当たり前とは何だろう?幸せとは何だろう?といった疑問と向き合わせてくれます。性の違和感について自覚し始めた方にとっては、自身の選択肢や将来の設計についての知識を与えてくれる貴重な作品でもあります!

口コミ

作者の自伝的な体験が作品に反映されているので、共感しやすい。特に若いころを回想して書かれた漫画には教訓的なシーンも随所にみられ、それを瞬時に感知できる点もエッセイマンガの面白みでありためになるところです。(30代男性)

📖全1巻完結

 『僕が私になるために』を読む 

 

『同居人の美少女がレズビアンだった件。』小池みき(LGBTQ)

シェアハウスの同居人の恋愛を見つめる私の視点

『『同居人の美少女がレズビアンだった件。』サムネイル

あらすじ
33人が同居するシェアハウスにやってきた、とってもかわいい女の子。 彼女の名は牧村朝子、通称「まきむぅ」。職業はタレント。 ある日彼女はこう言った。 「私、早く彼女が欲しいな~」 そう、彼女は「レズビアン」だったのだ。 やがて“運命の人”森ガ(フランス人)と出会ったまきむぅ。 なんとフランスで「結婚」までするそうな!? 幸せいっぱいに見えるふたり、でもその過程には当然悲喜こもごもが……。 元同居人みきによる、独断と偏見と愛に満ちた(?)恋愛観察日記。 牧村朝子公式ブログで人気を博した連載漫画の書き下ろし書籍化!(イースト・プレス)
参照:https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781612492

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

レズビアンとして渋谷のシュアハウスにやってきた「まきむぅ」と彼女の「森ガ」の恋愛を描くエッセイマンガです。とても可愛らしい絵でさらっと読むことができる作品でありながら、日本での同性愛者の恋愛をとりまく難しさについて考えさせられます。同性愛者、異性愛者と区別をすることなく、思い込みを持たずに誰とでも接することの大切さを教えてくれるおすすめの一冊です!

📖全1巻完結

 『同居人の美少女がレズビアンだった件。』を読む 

 

『ハニー&ハニー 女の子どうしのラブ・カップル』竹内 佐千子(LGBTQ)

ほっこりする女性同士のカップル譚

『ハニー&ハニー 女の子どうしのラブ・カップル』サムネイル

あらすじ
サチコとマサコは女の子どうしのラブカップル。女の子限定の合コンで知り合ったなれそめから、女の子どうしならではのデートスポット、ちっちゃな悩みからおおきな悩みまで、せきららに紹介します。かわいい素朴なイラストに、心つかまれること間違いなし!(KADOKAWA)
参照:https://www.kadokawa.co.jp/product/201216018038/

元気をもらえる  :★★★★★

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

女の子どうしのカップル、サチコとマチコの日常が楽しく爽やかなイラストと共に描かれています!作品中に挿入されているエピソードは、カップルであれば誰でも経験しがちな悩みやセクシャルマイノリティ特有の悩みなど、共感と理解をしてもらいやすい内容ばかりです。同性愛やレズビアンの人たちの恋愛ってどんな感じなんだろう?と知りたい方にもおすすめの作品です。

 『ハニー&ハニー 女の子どうしのラブ・カップル』を読む 

 

『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』永田カビ(LGBTQ)

生きづらさの根底にあるものをじっくりと見つめた良作

『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』サムネイル

あらすじ
「心を開くって、どうするんだっけ…」28歳、性的経験なし。生きづらい人生の転機。高校卒業から10年間、息苦しさを感じて生きてきた日々。そんな自分を解き放つために選んだ手段が、「レズビアン風俗」で抱きしめられることだった──自身を極限まで見つめ突破口を開いた、赤裸々すぎる実録マンガ。pixiv閲覧数480万超の話題作、全頁改稿・描き下ろしで書籍化。(イースト・プレス)
参照:https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781614427

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★★

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

一見タイトルから連想する作品のイメージとは違い、当作品はなぜ著者がレズ風俗に行こうと決意したか、その背景に焦点が当てられています。大学を中退しコミュニティへの帰属意識が得られずに、寂しさと低い自己肯定感に悩む著者が、自身の半生を赤裸々に語っていく様子は、私たちに自分と向き合うことの難しさを教えてくれます。ありのままの自分を受け入れてくれる場所を探すすべての人が共感できる実録マンガです!

口コミ

人生がうまくいっていない主人公が自分の過去や内面と向き合い、苦悩し葛藤しながらも自分を変えていこうとする姿にエールを送りたくなる。ところどころ共感できるところもある。内容は割と深刻だが、絵柄が可愛いのでスラスラ読める。(30代女性)

🏆ハーベイ賞:2018年マンガ部門ベスト漫画賞

🏆Crunchyrollアニメアワード:2017年度今年の漫画賞

📖全1巻完結

 『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』を読む 

 

 

「仕事・生き方」をテーマにしたおすすめエッセイ漫画(8選)

仕事・生き方のイメージ

次に、仕事・生き方をテーマにしたエッセイ漫画を8作品紹介します!誰もが仕事や人生においては、苦労したことや成功のために努力した経験があると思います。このカテゴリーでは漫画家たちの苦労話や、少し変わった生活を体験記にしたエッセイ漫画を紹介していきます!普段は知ることができない業界の舞台裏や明日から役に立つ人生のヒントがなどが満載の作品ばかりです!

 

『かくかくしかじか』東村アキコ(仕事・生き方)

漫画家・東村アキコの美大受験時代の回顧録…泣ける!

『かくかくしかじか』サムネイル

あらすじ
自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!(集英社)
参照:https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-782457-5

元気をもらえる  :★★★★★ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

本作品は、絵の才能に自信を持っていた田舎出身のアキコ(著者)が、美術系大学を受験するため通い始めた絵画教室での実話が舞台となっています。かなりスパルタできついことでもストレートに言う先生のもとで必死に頑張るアキコの姿に、ジーンと胸があつくなる作品です。若い頃の苦労や後悔があるからこそ今の自分があるんだ、と読む人に忘れかけてた熱い青春を思い出させてくれる作品です!

口コミ

東村アキコの漫画は基本的にギャグ漫画なのですが、この「かくかくしかじか」は自伝エッセイ+ギャグという特殊な形を取っていて、真面目さと面白さが両輪で廻っている稀有な作品です。本当に自伝なのかと思えてしまうほどキャラの濃い登場人物たちを淡々としたストーリーの中にちりばめていくことで飽きずに読み続けられます。特に物語の縦軸となる絵画の恩師との交流は胸に迫るものがあります。(40代男性)

私自身漫画ではありませんが絵を描くことが好きなので勝手にシンパシーを受けます。東村アキコさんは側から見ればあっけらかんとした性格に思えてしまいますが、そこにはただならぬ精神の下積みがあり、その上であのような雰囲気であるのを知ると人間性の深みを感じることができます。(30代男性)

東村アキコ先生のマンガで一番好きな作品です。 なんといっても、このマンガがこんなに面白いのは、東村アキコに絵を教える日高先生の魅力に尽きるでしょう。 こんなにわがままで破天荒で、可愛い人を知りません。 それは、東村アキコの愛情と罪悪感が、日高先生というキャラクターに血肉を与えているからなのでしょう。 涙なくては読めない、心に刺さる作品です。(50代女性)

🏆第8回マンガ大賞受賞

🏆第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞

📖全5巻完結

 『かくかくしかじか』を読む 

 

『山賊ダイアリー』岡本健太郎(仕事・生き方)

猟師必読の狩猟エッセイ漫画

『山賊ダイアリー』サムネイル

あらすじ
現役猟師、兼マンガ家。岡本健太郎による狩猟&ジビエ喰い実録日誌。ウサギの唐揚げ、カモのロースト、カラスの焼き鳥etc、山グルメ満載!山で迷ったときの心得などサバイバル術も満載!都会を離れ、故郷に戻った男は山に遊び、お気に入りの空気銃「エースハンター」と自作の罠を手に、今日も鳥や獣と勝負する。鳥羽僧正よ、刮目せよ!これぞ二十一世紀の鳥獣戯画だ!(※最後の二文は内容とは関係ありません念のため)(講談社)
参照:https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000005732

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

都会を離れ故郷に戻った著者が、猟師として狩りをしそれらを食していくワイルドな生活が包み隠さず描かれています!ウサギの唐揚げやカモのローストなど、一般的な生活をしている人からすると馴染みのない食べ物もたくさん登場し、サバイバルの実態を垣間見ることができる貴重な作品です。獲物を仕留めるところからベランダで獲物を捌くシーンまで、少しグロテスクに感じてしまう場面もありますが、本来の生きるとはどういうことなのか現代の我々に教えてくれる作品です!

口コミ

元々は素人であった本人が実際に学んで実践していった体験談が語られており、ファンタジー要素のない素朴でリアルな描写が興味深く、肉処理における臭みや旨味の話など、自分の役に立つかどうかは抜きにしても勉強になります。(30代男性)

🏆2013年マンガ大賞ノミネート作品

🏆第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品

📖全7巻完結

 『山賊ダイアリー』を読む 

>> イブニング『山賊ダイアリー』 公式ホームページ

 

『15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~』大久保ニュー/ふめいちゃん(仕事・生き方)

アイドルが赤裸々告白・汚い世界で生きるということ

『15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~』サムネイル

あらすじ
元・アイドルが赤裸々に語る、性と金と欲望が渦巻く芸能界の裏側! 芸能関係者が集まる禁断の“パーティー”に足を踏み入れたことから、15歳のメイのアイドル人生は大きく動き始める―…!! 売れっ子俳優との恋、アイドル活動の闇、ファンとの交流、リベンジポルノ、大修羅場エピソードをはじめ、プロ彼女として数多くの男性と関係を持った体験談を衝撃的に描く、渾身のコミックエッセイ!(アムコミ)
参照:https://honto.jp/ebook/pd_29465195.html

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

かつてアイドルとして芸能界で多くの男性と経験をもった著者が見た生々しい芸能界の裏側が描かれています。枕営業やリベンジポルノなど、数多くの闇を見てきた彼女の口から語られるのは悲しく切ない芸能界の一面です。華やかな印象がもたれる芸能界の裏側に潜む欲望やアイドルの心理を知りたい人におすすめの一冊です!

 『15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~』を読む 

 

『百姓貴族』荒川弘(仕事・生き方)

農業経験者の漫画家が贈る北海道・農業エッセイ!

『百姓貴族』サムネイル

あらすじ
「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。マンガ家になる前は、北海道で七年間 農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマにおびえ、エゾシマリ スに翻弄される――。朝から晩まで年中無休で働く、タフでハ-ドな仕事。でも 読めばわかります。お百姓さんは、かっこいいのです!! あの『鋼の錬金術 師』『銀の匙 Silver Spoon』の作者がおくる、血と汗と笑いの知られざる農家 エッセイ・コミック!!(新書館)
参照:https://www.shinshokan.com/wings/hyakusho/

元気をもらえる  :★★★★★ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

バイタリティがとても高く、マンガ家になる前は北海道で7年間農業に従事していたという著者が贈るエッセイコミックです!スケールが桁違いな北海道農家のリアルな生活を見ることができ、また著者のエネルギッシュな言動の数々から自然と活力をもらうことができる魅力あふれる作品です。生きるということは生あるものの命をいただく原罪を背負うということ、ならば生きることに苦労がつきものなのは当たり前だという、普段の生活で忘れがちな重要な教訓を教えてくれる貴重な一冊でもあります。

口コミ

安定の画力と、迫力のあるコマ割りがさすが荒川先生って感じです。リアルな農業の姿は、知らない事ばかりで、誰かに教えたくなる内容がいっぱいです。笑いもいっぱいで楽しいですが、きれい事ではすまされない様子が恐ろしくもあります。怖いものみたさもあって、新刊が出ると必ず買っています。農業を知らない人にはぜひ読んでもらいたい。世界が広がります。(50代女性)

同作者の別作品しか知らなかったのですが、北海道の酪農家の日常が綴られていたのが新鮮ですごく楽しく読みました。私にとって普通のこと(朝方の新聞配達のバイクの音)も、酪農家視点では別のこと(牛の出産が始まった鳴き声)に聞こえるなど、新しい発見があるので好きです。(30代女性)

荒川先生とその家族の、パワフルさに元気と笑いを貰えるから。とにかく破天荒に日々の生活を送っていらっしゃるので、笑いと尊敬が同居する不思議な感覚に陥るところが面白い。リアルな農業の裏側を知れてとても勉強になるし、あらゆる食べ物をもっと大事にしなければならないという事を学べるから。(20代女性)

人間の食生活に密着している仕事の割に、自分の生活とは全く接点がない農業という仕事のちょっとした話やマメ知識が農業の知識がなくてもサクッと読めるから。あと自分が生まれ育った北海道が主な舞台になっていることも好きな理由です。(40代女性)

 『百姓貴族』を読む 

>> 新書館『百姓貴族いんふぉ』 百姓貴族特設サイト

>> 『百姓貴族』公式情報Twitter

 

『上京ものがたり』西原理恵子(仕事・生き方)

上京ガールのボンビー生活と夢追いの日々を綴る

『上京ものがたり』サムネイル

あらすじ
田舎から出てきた女の子が東京で暮らしていくために、同棲したり水商売を始めたりと、何とかギリギリ暮らしていくが、最後には好きな絵の仕事で認められ、作家としてデビューしていくまでを描く、感動ものがたり。(小学館)
参照:https://www.shogakukan.co.jp/books/09179274

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★☆☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

上京し美大を卒業した著者が、一人暮らしをしながらはたらく日常を回想記として描いています。一つのページで一話が完結する著者のスタイルは話の展開がとても自然で、著者が東京で経験するちょっぴり切ない上京のものがたりに読者はするすると感情移入していってしまいます。東京で生活することに何らかの夢や希望を抱いていた人は共感する部分が多い、胸がほっこり温まるハートフルなエッセイコミックです!

口コミ

漫画家として人気を得ている西原理恵子さんが、1人の女性として何を大切にして生きて来たのかを知ることができるので好きです。また、波乱万丈の人生をどう生き抜いてきたかを知って、自分の精神力を強められるようになるところも好きな理由です。(20代女性)

🏆第9回手塚治虫文化賞(短編マンガ部門)を受賞

📖全1巻完結

 『上京ものがたり』を読む 

>> 映画『上京ものがたり』作品ページ

 

『中年女子画報』柘植文(仕事・生き方)

“中高年” になるのは、皆はじめて!

『中年女子画報』サムネイル

あらすじ
作者・柘植文が40歳になり、急に自覚した「中年」。結婚も子育てもなく若い時の延長でこれまで生きてきたけど、“このままでいいの?”の疑問を胸に正しい(?)中年になるために摸索する体験エッセイコミック。
中高年のトレンド「山」や「絵手紙」にトライしたり、おばちゃんの聖地・大阪でおばちゃん生態を観察したり、水着になったり全裸になったり…。
悩める中高年予備軍女子の皆さま、共に不惑を目指しましょう!(竹書房)
参照:http://www.takeshobo.co.jp/book_d/shohin/5109001

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

40歳を過ぎ「中年」になったことを自覚した著者が、このままでいいの?という疑問を持ち様々な新しいことに挑戦する奮闘ぶりを描くエッセイコミックです。1つのテーマが完結に4ページ程にまとめられていて、手軽に読むことができるのも魅力の1つです。人生いくつになっても焦りすぎず、肩肘張らずに色々挑戦してみようと思わせてくれる、全ての世代におすすめの一冊です!

 『中年女子画報』を読む 

 

『引きこもりがスカウトされて占い師になったら人生が一変した話』卯野たまご(仕事・生き方)

占い師になる怒涛の人生と、開運テクニックに学ぶ!

『引きこもりがスカウトされて占い師になったら人生が一変した話』サムネイル

あらすじ
元引きこもりのビンボー女子がある日突然占い師になってマンガ家の夢を叶えていく破天荒ストーリー(実話です)。スピリチュアル手相占い師による開運アドバイスが満載!人生を好転させたいアナタへ送る幸運引き寄せコミックエッセイ。(竹書房)
参照:http://www.takeshobo.co.jp/book_d/shohin/5113201

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★★

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

何を始めても長続きしない引きこもり女子が、変わった占い師「おじい」との出会いから占い師へと転身し、人生の夢を叶えていく何とも幸せなエッセイコミックです!占いと出会って気づいた前向きな人生の見方や、著者が師匠と尊敬する「おじい」からの「金持ち思考」と「ビンボー思考」についての教えなど、幸せをつかむためのヒントが盛り沢山の一冊です。過去に引きこもり、不登校などを経験した著者だからこそ、夢をつかむまでの過程を描いた本作品は人生論としても役に立つはずです!

 『引きこもりがスカウトされて占い師になったら人生が一変した話』を読む 

 

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』汐街コナ(仕事・生き方)

決して他人事ではない!会社に支配されていく恐怖を描く

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』サムネイル

あらすじ
仕事に追われるすべての人へ。その仕事、自分の命より大切ですか?
「これ、まんま私のことだ。」「この漫画は命の恩人です。ありがとう。」「涙が自然と流れてきて止まりません。」とTwitterで30万リツイート! この漫画で助けられた人続出! NHK、毎日新聞、産経新聞、ハフィントンポストでも紹介された 話題騒然の過労死マンガを書籍化しました。 
精神科医・ゆうきゆう(『マンガで分かる心療内科』シリーズ)が監修・執筆を担当し、 過労死・過労自殺する人が「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由をわかりやすく解説しながら、 仕事や会社に追いつめられている人がどのようにすればその状態から抜け出し、 自分の人生を大切にするための方法と考え方を描きおろしました。
また、過労やうつ状態から抜け出して幸せになった人を取材して描きおろした「実録! ブラックな状況を抜け出しました」も収録。もうあのような過労自殺の事件を繰り返したくない。現代日本で働くすべての人に必読の1冊です。(あさ出版)
参照:http://www.asa21.com/book/b285895.html

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

「働き過ぎて精神的に追い込まれると、今まで見えていた逃げ道が見えなくなってしまう」ということを、を過労に苦しむ人々だけでなく、その周囲にいる全ての人に教えてくれる貴重な一冊です!会社にいると周りも自分と同じように働いているんだから、もっと頑張らなきゃ!と思ってしまいがちです。しかし本書は、冷静に判断ができるうちに決断をしないと判断そのものができなくなってしまうというメッセージを強く読者に訴えかけます。働く誰しもが陥るかも知らない問題だからこそ、いざという時のために読んでおきたい一冊です。

 『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』を読む 

>> あさ出版『死ぬくらいなら会社やめればができない理由』公式特設サイト

 

 

「病気」をテーマにしたおすすめエッセイ漫画(5選)

病気のイメージ

次に、病気をテーマにしたエッセイ漫画を5作品紹介します!現代は昔と比べて、人々の生活が豊かになった一方で、うつ病など心の病にかかる人が増えた「ストレス社会」などとも呼ばれています。そんな社会においては、誰もが病気とは無縁などとは言えないですよね。ここからは、病気を患った漫画家たちが自身の経験をエッセイ漫画として世間に伝える5つの作品を紹介していきます!病気についての知識を深められるだけでなく、病気との付き合い方や患者をサポートする方法など、誰もがいざという時のために知りたい情報が見つかること間違いなしです!

 

『ツレがウツになりまして。』細川貂々(病気)

うつ病と闘う夫に寄り添う妻の赤裸々エッセイ

『ツレがウツになりまして。』サムネイル

あらすじ
スーパーサラリーマンだったツレがある日、突然「死にたい」とつぶやいた。会社の激務とストレスでうつ病になってしまったのだ。明るくがんばりやだったツレが、後ろ向きのがんばれない人間になった。もう元気だったツレは戻ってこないの?病気と闘う夫を愛とユーモアで支える日々を描き、大ベストセラーとなった感動の純愛コミックエッセイ(幻冬舎)
参照:https://www.gentosha.co.jp/book/b3923.html

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

うつ病になるとどうなるの?今うつ病の症状がない人もなるかもしれない?そんな疑問にひとつひとつ分かりやすく答えてくれる、うつ病という病気を知るための教科書のような作品です。マンガという親しみやすい形でユーモアを交えなら、うつ病についての正しい知識を教えてくれます!ある日突然うつ病になってしまったパートナーと一緒に奮闘していく著者の目線から描かれており、いつかうつ病患者に接するかもしれない全ての人に読んでもらいたい一冊。この本には、鬱病患者に対して誰しもが抱き得る疑問を、どう接してあげるべきかまでわかりやすく丁寧に書かれています。鬱病という病気を「知る」には最高の教科書かもしれません。

口コミ

うつ病に対する考え方がこの漫画で変わると思います。精神的に弱いとか、神経症だとかという世の中の常識を覆すようなリアルさがあります。私も軽いうつになったことがありますので、とてもよく分かります。旦那への深い愛を感じられる素敵な漫画です。(60代男性)

一般的には暗い印象を持たれがちな「うつ病」を題材とした内容にも関わらず、決して悲壮感や苦しみを強調せずむしろ少しの楽しさや笑いを交えながら物語が進んでいくため読み手として感情移入がしやすいところと、漫画のタッチが非常にまるくて柔らかく、可愛らしさと親しみやすさを感じるところが素敵だと思うからです。(40代女性)

自分の旦那が最近とても仕事が忙しく、自分の時間がないぐらい時間に追われており、鬱の症状があるような気がして読み始めた。主人公の旦那と自分の旦那に共通しているところがいくつかあり、こういう時はこんなふうに声をかければ良いのか、自分が構えずにもっと楽観的にポジティブに接すれば良いのか、など、とてもためになったし少し心が楽になった。(30代女性)

誰でもなる可能性がある鬱病について、全く知識がなかったので理解が深まりました。夫婦お互いの悩み、葛藤、そして思いやりを持って一緒に生きていく姿に感動し、人生について考える良い機会になりました。心温まる、好きな作品です。(40代女性)

 『ツレがウツになりまして。』を読む 

>> 映画『ツレがうつになりまして。』作品ページ

 

『漫画家、パーキンソン病になる。』島津郷子(病気)

絶好調の漫画家を襲ったパーキンソン病…絶望と再生の物語

『漫画家、パーキンソン病になる。』サムネイル

あらすじ
女性コミック誌『YOU』で「ナース・ステーション」という作品を10年以上にわたり連載していた人気作家が人気絶頂期に異変。休載を余儀なくされ、ドクターショッピングの末、ついにパーキンソン病と診断。入院や薬物療法から、脳への電極埋め込み手術を受けるまでを余すところなく描いた渾身のエッセイ。手術後の現在も声は出ず、歩行も困難な著者が、進行していく病と向き合いながら、震える手で、ペンを握りしめ、描き、生きる姿に涙が止まらない感動の一冊です。(ぶんか社)
参照:https://www.bunkasha.co.jp/book/b272154.html

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★★

おすすめポイント

日本では1000人に1人の割合でなるといわれているバーキンソン病を患った著者が、闘病を続けながら、震える手でペンを握りしめ描いた感動のエッセイマンガです。症状が出てから診断されるまでの著者の心理状態や、パーキンソン病患者としての体験など、難病と懸命に向き合う患者の等身大の姿が鮮明に映し出されています。現在パーキンソン病と闘っている人、病気について理解を深めたい人におすすめの一冊です。少女漫画家として活動する著者の美しいイラストも魅力のひとつです。

📖全1巻完結

 『漫画家、パーキンソン病になる。』を読む 

 

『オンナの病気をお話ししましょ。』井上きみどり(病気)

女性に関わる病気を深く掘り下げる闘病体験エッセイ

『オンナの病気をお話ししましょ。』サムネイル

あらすじ
悩んでいるのはアナタだけじゃない! 子宮筋腫、子宮頸がん、卵巣嚢腫、摂食障害、不妊治療、乳がん、尿モレ、うつ…ベストセラー『子供なんか大キライ!』作者が描く、気になる病気セキララ体験&取材エッセイコミック!!(集英社)
参照:https://www.s-manga.net/items/contents.html?jdcn=08782342782342315501

元気をもらえる  :★★★☆☆ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

子宮筋膜や子宮頸がんなど女性特有の病気を患ったらどうなるのか、とても重要だけどデリケートな話題で聞きにくいという方におすすめの一冊です!誰もが決して無縁ではないこれらの病気の基礎知識を、可愛らしいイラストと分かりやすい丁寧な説明で暖かく教えてくれます。女性の病気について聞いたことはあるがもっと詳しく知りたい、という方向けの必読の作品です!

📖全1巻完結

 『オンナの病気をお話ししましょ。』を読む 

 

『さよならしきゅう』岡田有希(病気)

子宮頸がんと闘う漫画家の葛藤と人の温かさを描く

『さよならしきゅう』サムネイル

あらすじ
子宮頸がんと診断された33歳、漫画家。同じ病の人のブログなどをたくさん読んだが、いつも最後は絶望することになった…。元気になれるものが読みたかった。その思いから生まれたこの作品。家族、友人との絆、同じ病室の人達の温かさに支えられた闘病エッセイ。(講談社)
参照:https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000046820

元気をもらえる  :★★★★★ 

人生に役立つ   :★★★★★

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

「子宮頸がんと診断されてから、ネットで同じ病の人のブログなどを読むも、暗くなるものばかりだった」と語る著者がおくる本作品は、深刻なテーマながらも笑いあり涙ありのポジティブなトーンが特徴です!辛い経験の中にも、皆が笑えるシーンや明るくなるエピソードを見つけることができる著者の物事の捉え方は、日常生活でもぜひ見習いたいものです。ご本人の心理描写に加えて、家族や友人など周囲の心理状況も描かれていて、闘病中の方だけでなく周りでサポートしている方々にも勇気を与えられる作品ではないかと思います!

📖全1巻完結

 『さよならしきゅう』を読む 

 

『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』田中圭一(病気)

うつ病は他人事ではない!うつについて考える実体験エッセイ

『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』サムネイル

あらすじ
パロディマンガの巨星がマジに描いた、明日は我が身のうつ病脱出コミック!著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!(KADOKAWA)
参照:https://www.kadokawa.co.jp/product/321507000404/

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

自身もうつ病を患い回復した著者が、同様の経験をもつ著名人や教師、編集者に取材をし、うつ病のトンネルを抜けるまでの体験記をまとめたマンガです。手塚治虫風の可愛いイラストで読みやすく、17人分の体験談が収録されているため、うつ病の症状やきっかけなどについて理解を深めることができます。新型コロナウイルスの流行により在宅ワークが増え、外出や人と出会う機会が減っている今だからこそ知りたい、心理的ストレスとの上手な付き合い方を私たちに教えてくれる一冊です!

口コミ

自分も失踪の経験やうつになった事があるので同感できる事が多かった。またどうしたら鬱から抜け出せるかも勉強になった。もし悩んでいる人が居たら一読してから病院に行くべきです。ひどくなる前に勉強しておけば憂いはありません。(30代男性)

🏆2017年間ベストセラー第9位(単行本ノンフィクション他/日販調べ)

🏆Amazonランキング大賞2017 4位(本/暮らし・健康・子育て)

🏆2017年ユーキャン新語・流行語大賞ノミネート

🏆第22回手塚治虫賞「マンガ大賞」最終候補ノミネート

 『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』を読む 

>> KADOKAWA『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』公式ホームページ

 

 

「育児」をテーマにしたおすすめエッセイ漫画(2選)

育児のイメージ

最後は、育児をテーマにしたエッセイ漫画を2作品、ご紹介します!子どもは実にパワフルで、周りにいる人々を笑顔にしてしまう不思議な存在ですよね。今回はふたりの漫画家が、自らの育児の様子を面白く綴った選りすぐりの作品を紹介します!育児を経験したことがある人もそうでない人も子育てに奮闘する著者のほっこりする話や爆笑エピソードを存分に楽しんでください!

 

『ママはテンパリスト』東村アキコ(育児)

我が子はいつだって予想の斜め上をいく!爆笑育児奮闘記!

『ママはテンパリスト』サムネイル

あらすじ
革命的面白さの、新世代育児エッセイ!
漫画連載を多数かかえる作者は、初育児に毎日テンパりまくり(=あわてて動揺する)!! 息子ごっちゃんの、予想を裏切る驚愕リアクションの数々…。そのデンジャーな魅力に、やみつきになる!(集英社)
参照:https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-782188-8

元気をもらえる  :★★★★★ 

人生に役立つ   :★★★★★ 

ストーリー(物語):★★★★☆

おすすめポイント

著者、東村アキコさんが自身の子育ての様子をまとめた、大爆笑間違いなしの育児エッセイマンガです!テンポのよいストーリー展開で、子育てをする上での苦労や喜びエピソードだけでなく、息子「ごっちゃん」が見せる驚きの発言や成長ぶりに思わず釘付けになってしまうはずです。日々育児に励んでいる全国のパパさんとママさんの息抜き本としても、これから子育てを経験する前に何かと学んでおきたいという人の参考書としてもおすすめの一冊です!

口コミ

まずこの漫画の作者の東村アキコ先生がとても好きです。こちらはその東村アキコ先生と自分の子供のノンフィクション育児漫画で2人のやりとりがコミカルでとても面白いです。育児中辛いと思う時はこの漫画読んで一息つくと元気がでます。出産祝いとして渡してもおすすめかもしれません、実際日テレの森アナがそうしていたそうです。(30代女性)

子供を産んでから毎日わからないことや、心配なこと、大変な毎日の繰り返しでした。この漫画を読んで、私以外のお母さんの本音を見れた気がしました。私以外のお母さんもこんなに大変なんだ、頑張ろうという気持ちにさせてくれる漫画です。 大変なことも笑えて、育児中のママさんに是非お勧めしたいです。(30代女性)

🏆フリースタイル社『このマンガを読め!2009年第1

🏆宝島社『このマンガがすごい!2010年版オンナ編第3

🏆マンガ大賞ノミネート

📖全4巻完結

 『ママはテンパリスト』を読む 

 

『おかあさんの扉』伊藤 理佐(育児)

オレンジページの人気連載・育児奮闘4コマがエッセイ本に!

『おかあさんの扉』サムネイル

あらすじ
伊藤理佐、40歳で母になる! 産休明け第1弾は、日々成長する我が子の姿をライブ感覚で描く失笑、苦笑、爆笑の三重笑4コマ144連発。 雑誌『オレンジページ』の人気連載が一冊になりました。 オットの人・吉田戦車さんの書きおろしコラム「おとうさんの扉」5本つき。(オレンジページ)
参照:https://www.orangepage.net/books/705

元気をもらえる  :★★★★☆ 

人生に役立つ   :★★★★☆ 

ストーリー(物語):★★★★★

おすすめポイント

40歳で子どもを産んだ著者の子育てエピソードがまとめられており、気軽に楽しく読むことができるエッセイコミックです!子育てのありのままの様子が描かれており、育児経験者なら誰もが「あるある〜!」と頷いてしまうネタが盛り沢山です。まだ育児を経験したことがない人も、リアルな子育てのお話の数々を、親しみやすいイラストで描かれた本作品のほのぼのとした作風と共に楽しめるはずです!

口コミ

漫画化同士の夫婦という他にはない環境での育児漫画で、楽しむことができます。親の影響か子供の趣味(女の子の名前)とか言動も面白い、おかあさんである伊藤さんがとにかくいい加減なので、子育てに手を抜いてもいいんだと思わせてくれます。(40代女性)

40歳で母になった主人公の漫画で、私自身もリアルタイムで育児をしているので共感できる部分が大いにあり、大変勉強になる部分もあった。また、結構面白い部分が多く非常に、和やかに読める本なのでオススメです。(30代男性)

 『おかあさんの扉』を読む 

 

 

エッセイ漫画おすすめ41選・まとめ

エッセイのイメージ

皆さん、いかがでしたでしょうか。

この記事では、数あるエッセイ漫画を7つのカテゴリーに分けて、それぞれのオススメを紹介していきました。

一口にエッセイ漫画と言っても、まるでドラマのような壮絶な体験から、誰もが思わず笑ってしまうような愉快なエピソードまで種類は様々でした。

この記事が、皆さんの生活を明るくする素敵な漫画と出会うための漫画選びの一助となれば嬉しいです!

 

別のジャンルで漫画を探したい人に…

エッセイ漫画の他にも、様々なジャンルの切り口で漫画を厳選して紹介しています。

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さらに、おすすめの「電子書籍ストア」を比較したい!という人はこちら👇

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それでは素敵な漫画ライフを!

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