2018年、『週刊少年ジャンプ』にて連載開始されて以降、異例の売上を記録している作品がある。
ダークアクション漫画『呪術廻戦』だ。
私たちが住む現代社会を舞台に、人々を襲う「呪い」を描いた作品。
確かな構成力とセンスあふれる台詞がリアリティのある世界観を生み出している。
「異才」と呼ばれるほど、読者を惹き込んでやまない漫画『呪術廻戦』の魅力を紹介したい。
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それでは早速『呪術廻戦』を紹介していきたい。
漫画『呪術廻戦』あらすじ
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
人間の負の感情が「呪い」となり、人間を襲う世界。
全国で怪死する人々が後をたたない。
ひょんなことから、そんな「呪い」に立ち向かう「呪術師」になることとなった男子高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)の物語である。
現実との地続き感が恐怖を増す!
この作品は現実社会をベースに描かれており、当たり前の日常の裏で「呪い」の影響によって怪死する人が多数発生するという設定で描かれる。
私たちが生活する現実と地続きの世界観であるため、学校や喫茶店などごく普通の場所から「呪い」たちが出現する様は、非常に背筋がゾクッとするのだ。
あるときは背後から、あるときは天井から…。
「呪い」の登場シーンは、そのカットや絵に強いこだわりが感じられ、読者が思わず興奮してしまう演出となっている。
もしも自分の住む現実世界に「呪い」があったとしたら…と想像力を掻き立てながら、ぜひそのホラー演出を楽しんでいただきたい。
奥深いテーマ性に唸る!
呪術師となった主人公・虎杖が、多くの「呪い」と対峙する過程で、迷いや葛藤を経験する。
「生と死」「真と偽」「正と負」など、様々な概念を対比しながら、答えのない問いにぶつかっていく。
例えば少年院が「呪い」の被害に遭うシーンが象徴的である。
主人公・虎杖が被害者を助けたいと願う一方で、助けた人が別の人を殺めたらそれは「正しかった」と言えるのか、と問われるのだ。
このような問い掛けは、この作品が主人公・虎杖を通して読者に投げかけたいテーマなのかもしれない。
他にも思わず立ち止まって考えたくなるような、奥深い台詞が多く投げかけられる。
「呪い」との対決!大迫力のアクションシーン
人の負の感情が「呪い」となって出現するのだが、この「呪い」にも様々な見た目・大きさ・強さの奴がいる。
中でも特級レベルの「呪い」は一筋縄ではいかない戦闘力を秘めており、そんな化け物と虎杖ら呪術師たちとの戦いは迫力満点である。
各「呪い」たちの戦い方の違いも去ることながら、回を追うごとに成長してゆく虎杖ら呪術師の戦闘力もまた見所の1つだ。
漫画『呪術廻戦』まとめ
この漫画は、「呪い」による恐怖と、登場人物たちを突き動かす信念や葛藤と、雰囲気を和らげるギャグ要素、そして大迫力のアクションシーンとのバランスが絶妙であり、それらの構成要素が読者を飽きさせないテンポで繰り返される。
参照:https://xn--v8j5erc590uusnxox.com/%E5%91%AA%E8%A1%93%E5%BB%BB%E6%88%A6%E3%80%9051%E8%A9%B1%E3%80%91
このバランス感覚やスピード感は、『呪術廻戦』が「異才」と言われる所以だろう。
今後ますます人気が拡大すること間違いなしの本作を、今のうちから追いかけていたい。
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